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記事タイトル:『人妻・美穂子』の風俗嬢体験記 ~悪質業者に脅える日々~

ライター:美穂子   閲覧数:6291

2017-05-24 19:51:44

私の名前は美穂子。ダメな人妻風俗嬢です。
源氏名は「えりな」…そう、この源氏名もつい先日までの名前です。借金返済の為にはじめたはずの風俗バイトも、気がつけば返済どころか、ますます借金が膨らむことに。原因は、出勤の度に稼げる高収入に気持ちが高まり、知らず知らずのうちに常連のお客様に対しても「天狗」になってしまい…。気がつけば、私はお世話になった人妻デリヘル店の店長を裏切り、悪質な業者の元で働くようになっていました。。。

【前借り(バンス)がある為に辞めれない現状】

最初にお世話になった人妻店の店長から「しばらく、ゆっくり休んでみて、気持ちが落ち着いたら、また働いてみたら?」という優しい言葉を掛けてもらったにもかかわらず、私は目先の借金返済のことしか頭にありませんでした。そんな時に見つけた、別のデリヘル店。面接の時点で怪しいと思っていながらも、10万円もの前借りをしてくれたそのお店に、私は「少しだけなら大丈夫」という安易な気持ちで入店してしまったのです。

しかも初めて案内されたお客様が、そのお店のオーナーと知った時は…私はただただ、涙が止まりませんでした。その時、思い浮かんだ顔が、人妻デリヘル店の店長の顔でした。「(店長…ごめんなさい。私、店長のこと裏切ってしまいました。)」気づいた時には、すでに遅しといった感じでした。私は前借りという罠に、まんまと騙されていたのです。

「美穂子さん、これからはうちのお店の看板嬢として、まあ一緒に頑張りましょうや!あっははっ!」

そのオーナーの言葉が頭から離れませんでした。私はこれからどうなってしまうの?このお店を辞めることはできるのだろうか?とにかく不安なことばかりで…。さらに私を突き落としたのは、面接してくれた担当者の言葉でした。

オーナーへの接客を終えて、迎えに来てくれた担当者の車に乗った私は、しばらく無言でした。「どうでしたか?お客様」知っているくせに、わざとらしく聞いてくる担当者。私が無言でいると、彼は私にこう告げたのです。

「オーナー接客はお給料はありませんから。今日の分は、前借りの利息っていうことで、よろしくお願いします」

【あまりにも違いすぎる客層は…まさに天国と地獄】

翌日、私は担当者に質問してみました。「前借りの分を返したら、お店は辞めれるのですか?」返ってきた答えは…「辞めれませんよ!契約書は1年契約でから!」契約書にそんなことが書かれていたなんて、私はまったく見ておらず「えっ、そんなの聞いてませんけど…」そう答えると、少し強めの口調で「見てないのはお前が悪いんだから、辞めるなら旦那さんの会社にもバレることになるからな!」

それまでの敬語から急に「お前!」呼ばわりになっていました。私は怖くなってしまい返す言葉も見つからず、そのお店に入って、オーナー以外のお客様の元へと案内されたのです。案内されるというよりは、何故か車での待ち合わせでした。待ち合わせ型のデリヘル店はあるのは知っていましたが、どうも少し勝手が違うようにも感じていたのです。

何人か接客をした頃にわかったのですが…もしかすると、このお店「デリヘル」じゃないかも!それを感じたのが、まずは待ち合わせでした。必ず待ち合わせしているお客様の車から見えない所で止められて、車のナンバーを知らされ、歩いてそのお客様の元へと行かされていました。理由は「少しでも恋人感覚になれるように」とのことでしたが、どうも違っていたのです。店の名前も聞かされていないし、お客様も「デリヘル」を利用しているって感じではなかったのです。ますますこのお店が怪しく感じてなりませんでした。

【誰にも相談できない苦しい日々】

お店に対して違和感を感じながらも恐怖に脅えながら、私は店名も知らされていないお店で働き続けていました。お客様からは何故か毎回2万~3万円とアバウトな金額。しかも、コース時間とか決まってなく、ホテルに入室すると、担当者にメールをし、ホテル名を伝えるのです。そして決まり台詞があって、ホテルに入室して40~50分経った頃、担当者から電話の着信があった時点でお客様にこう告げるのです…「旦那が帰ってきたので、そろそろ帰らなくちゃ!ごめんなさい。先に帰るね。」これもリアル人妻を体感させる為の設定だと言われていました。しかし、私はどう考えても、お客様を騙しているとしか思えなかったのです。それにたった40~50分で、2万とか…3万とか。

私のお給料は、日によって違いますが、3人を同じパターンで接客したとして、前借りの利息も引かれ、1万円でした。3人から6万~9万も支払ってもらっているのに、私へのお給料はたったの1万円…。

こんな日々が続き、誰にも相談できないことから、私は次第にストレスが溜まり、寝込んでしまったのです。そのお店には、熱がありと伝え休みたいことを伝えても、おかまいなしに自宅に電話がかかってきたりと、休ませてもらえる状況ではなかったのです。主人や子供が居る時に、万が一、電話がかかってきたらと思うと、私は恐怖に脅えながら、フラフラの状態で出勤させられていました。まさに、ここは地獄としかいえない悪徳業者だったのです。

ライタープロフィール

美穂子

美穂子 現役風俗嬢

38歳、夫と子供と3人で暮らす専業主婦。 借金返済の為に始めた風俗バイトで一変…普通の主婦から、ベテラン風俗嬢へと変わっていく姿、生き様を赤裸々に語ります。 風俗嬢とは何か?私が歩んで…

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