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風俗トピックス

風俗嬢もびっくり、箱ヘルで出会った○○狂。

2019-04-14 12:08:01

どうも、儚です。
だんだんと温かくなってくるこの季節、もう春だな〜と感じる今日この頃。
風俗嬢をしていると、変なお客様に出会うことは日常茶飯事です。
しかし私の経験上、春先は最もそういった個性的なお客様に会う確率が高い気がしております。

まあ、世間一般的に言っても、温かくなってくるこの時期は変質者が増えるから気をつけろというくらいですしね。
その変態心を公共の場ではなく風俗店で露呈している人はまだ比較的かわいい部類に入るのかもしれません。
それでは今回も、私が出会ったおかしなお客様のお話をしていきたいと思います。

【とある春の日】

ちょうど数年前の今くらいの時期。私は箱ヘルで働いておりました。
風俗嬢と言えばお金に余裕があるから、通勤はタクシーを利用しているというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんがそんなことはありません。
風俗嬢だって個人差があります、私の場合はよほどのことがない限り、出勤は基本公共交通機関を利用していました。

温かくなってくるとそういった通勤途中で増えてくる、不審者注意の張り紙。
公園の入り口やら、地下鉄の駅付近やら、変質者が出そうなエリアには注意喚起であったり目撃者を募るチラシであったりが目につくようになります。

先にお話したとおり、風俗のお店においても変わったお客が増える時期でもある春先。
こういった不審者注意の張り紙や、増える変な客の数によって季節を感じる私…。
その日も、通勤中の地下鉄の中では「変な客が来ませんように」と祈りながら私はお店へと向かったのです。

【挙動不審のお客様】

私は基本的に早番出勤のため、店につく時間は比較的朝早い時間になります。
この時務めていたお店は8時半スタートのお店であったため、私が到着したのは大体8時くらいだったと記憶しています。

受付のスタッフに挨拶をした瞬間。スタッフがコソコソと話しかけてきました。

スタッフ「儚さん、ちょっと急いでもらってもいいですか?実はもう予約の客が待合に来てるんスよ…8時半ジャストから案内したいっす」

私「早っ!」

お客様に先に出勤された私はあわてて部屋へ向かい、急いで準備に取り掛かりました。
そして8時半ぴったりで仕事開始。受付にコールし準備完了を伝えて、即案内です。
いつものごとくお客様の顔を確認するため、待合室にあるマジックミラーを覗きます。
するとそこには、サングラスにマスク、一昔前の刑事ドラマの主人公が着ていそうなロングコートを着た細身の男性が一人…。

私「なんか全体的に怪しい人ですね…っていうかチェックすべき顔が見えないし」

スタッフ「いやあ〜ちょっとなんとかしてきますわ」

こういうときは、スタッフの手腕で何とかこちらがきちんと顔をチェックできるよう誘導するのです。
「もうすぐ案内なのでもう一度口をゆすいでください」とか、「ひげをチェックしてください」とか、そんなことを言ったのだと思います。
男性はマスクを外して鏡の前に立ち、最終チェックを始めたので無事に顔を確認。
大丈夫、知り合いではありません。

ところが、なんだかそのお客様の動きが気になる私。
初めて利用する方や若いお客様は、緊張のためか挙動不審になっていることがあります。
しかしこのお客様は、そういった種類の挙動不審さとは異なる違和感を覚えさせたのです。
なにかを隠すような不自然な動作、おどおどした様子…。
一抹の不安を胸に抱きつつ、私はスタッフへOKサインを出したのでした。

【これは…あり?なし?】

挙動不審のお客様を連れ、部屋へ入る私。そしてなぜか初対面から一言も発さない客。
さらに部屋に一歩入ったところから動くことすらしません。

私「はじめましてですよね〜」
 「指名してくれてうれしいです!」
 「なんてお呼びしたら良いですか?」

客「…」

いやいやいや、この状況はどうしたらよいものか。
その後の風俗嬢人生において、こういった無言客を相手にする状況には何度も遭遇するのですが、当時の私はまだ慣れていなかったため動揺していました。
頑張って話しかけてもかたくなに口を閉ざす相手に、さすがの私も心が折れかけたその時。

バサッ

突然の展開。その客が唐突に、着ていたコートを脱ぎ捨てたのです。

私「えええっ?!」

びっくり仰天。なんとその客、コートの下は丸裸。
しかもどうやら、無表情にもかかわらず興奮してらっしゃるようすがその下半身から見受けられました。
突っ込みどころがありすぎてしばし唖然としましたが、数分後彼は勝手にそのままシャワールームへと向かい、無言のままベッドへ横たわり、私はマニュアル通りのサービスを開始したのでした…。
適応能力の高さに関しては自画自賛できます(笑)。

最初から最後まで無言を貫き通したその客でしたが、しっかりと最後までサービスを受けた後は再びシャワーを浴び、そして…。

入室したとき同様、コートをしっかりと着て帰っていきました。
いや、え?この人本当にあの恰好でここまで来たの?!トイレで着替えたとかではなく?!
帰路で逮捕されないことを祈り、私はそのまま次の接客のために部屋へと戻ったのでした。

【まとめ】

この時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。
これが例えば店ではなく、外で起こった出来事ならば迷いなく悲鳴を上げるなり通報するなり逃げるなり、いろんな対応策が考えられます。

しかし彼が露出したのは一応風俗店の一室。
そこまで全裸コートでやってきたことがまず驚きですが、この場合私はどういった対応をするのが本当の正解だったのかはいまだにわかりません。
そこに来るまでの過程で人にばれてしまった場合、その時点で彼は露出狂。
しかしばれない限りはただのコートを着た男。
では外ではバレずに風俗店の一室で露出した場合は?いったいなにに当てはまるのでしょうか。
ご存知の方、教えてください…。

とりあえず私が一度でも接客したお客様である彼が、その後警察のお世話になったり一般の女性に迷惑をかけたりしていないことを祈るのみ。
温かくなると思いだすエピソードでした。
では、また。

ライタープロフィール

元風俗嬢

幼い頃から今に至るまで「事実は小説より奇なり」の変態ホイホイ人間。おかげさまで普通の感覚を超越し、好奇心からデリヘル、箱ヘル、ソープランドから高級クラブ、その他諸々経験済。現在自…

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