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風俗トピックス

風俗嬢が珍しく「初めて」を体験した話

2019-04-17 16:42:16

どうも、儚です。
春と言えば卒業、そして入学の季節。
最近外出すると、あきらかに「この春の新入生だな」とわかる高校生や大学生の男の子たちがたくさんいて季節を感じますね…。

今回はそんな若い男の子たちを見て思い出したエピソードをお話したいと思います。
長い風俗歴の中で若い男の子に接客した経験はかなり少ない方である私の、レアな部類のお話になります。
では、どうぞ。

【とあるデリヘルの待機室】

当時私はデリヘル嬢。季節はちょうど今くらいの、出会いと別れの春でした。
私が働いていたデリヘルの待機室はマンションの地下にあり、壁がほとんどないひらけた空間がなかなか心地よく、女の子たちは思い思いの場所でくつろいでいました。

私は基本的に風俗店で働く際、なるべく他の子と関わらないようにしていましたが、そのデリヘル店は友達同士で働いているという女の子が結構多かったようです。
私が漫画の本棚の近くにあるソファに座っていると、そこから少し離れたテレビ付近で2人のキャストがしゃべっていました。

「うちさぁ、最近なんか若いのばっかりあたるんだよね〜」

「え〜うらやましい!オヤジとか爺より全然いいじゃん!」

どうやら最近の客層事情のお話のようでした。
私はなぜか風俗で働き始めた当初から、新規でも中年から高齢のお客様にあたってばかり。
そこから本指名客も増えていったため、私の固定客の平均年齢はびっくりするほど高かったのです。

なので、最近若い客によく当たるというそのキャストの話を、「そういうタイプの人もいるのか…」なんて面白く盗み聞きしていました(笑)。
ついでに言うと、今まで若いお客さんに当たったことがなかったので

「若いお客さんってどんな感じなのかな?ちょっと気になる」

なんて感じたことを覚えています。
そこへドライバーがやってきて私に言いました。

「儚さん、60分新規です!」

【久しぶり過ぎた「私の初めて」】

大体において、当時私を指名する年配男性たちは短くても90分コース、長いと数時間なんてこともザラにあったので、60分と聞いてちょっと違和感を覚えた私。
どんなお客さんかな、と想像しながら送迎車に乗り込みます。

私「どこのホテルですか?」

ドライバー「自宅なんですよね〜」

まじか。
デリヘル経験者ならわかってくれると思いますが、新規の自宅ほど緊張するものはありません。
そのうち機会があればお話しますが、デリヘルで自宅派遣というのはいろんなリスクがあり素直に喜べるものではないのです。

到着してご対面の瞬間。私に一気に衝撃と緊張が走りました。

心の声「わ…若っ!!!」

そう、私がその時接客することになったお相手は、私のそれまでの風俗嬢歴の中で間違いなく最も若いであろう男性(男の子?)だったのです。タイムリー。
しかもなんといえばよいのか、流行の雰囲気イケメン風な感じで、ちょっとナルシストな空気が前面に出ていました。
染めたて感のぬぐえない明るい茶髪、デリヘルを呼ぶのにわざわざキメておしゃれした感じの服装…。
風俗嬢になってからというもの、相当久しぶりに感じる「初めて」でしたね…。

【調子には乗らせません】

部屋に入るとそこはまさに「ザ・新大学生の部屋」という感じ。
話を聞くと予想は大当たり。この度高校を卒業し、大学に進学して念願の一人暮らしを始めたばかりだそうな。

「お姉さん、いくつ?」
「お姉さんはここで働いてどのくらいなの?」
「実は俺、一人暮らし始めてからもう何回かデリヘル呼んでてさ、友達にうらやましがられてる」

お姉さん、と呼ばれるのは風俗嬢になってこれも初です。
まあ当時で彼は18歳、私は20を超えていたので確かにお姉さんではあるのですが…。
なんだかその話し方や内容が全体的に私の苦手なもので、「早く終わらせて帰りたい」
と思ってしまったことを覚えています。
もはや私はおじさんやおじいさんの接客に慣れきってしまい、そしてそちらの方が格段に得意だという自分の習性を感じていたのかもしれません。

いろいろ考えているうちにマイワールドに入ってしまった私を置き去りに、彼はまだ話し続けています。

「この前街歩いてたらホストにスカウトされたんだけどさ、やってみようかな」
「もしなったら、お姉さん、指名で来てね!なんちゃって」
「最近呼んだデリヘルのお姉さんたちもみんな俺のことほめてくれたし向いてるかも」。
もはや私の頭の中は「今日の夜は何をつまみにして何を飲むか」という全く関係ない次元へと旅立っていました。

おそらく今まで彼が体験したデリヘル嬢は、彼をちやほやしたのでしょう。
私も本来であればそうやってきちんと「接客」をすべきだったのでしょうが、どうしても相容れない人間というのはいます。
私は彼のようなノリのナルシスト系男子が極端に苦手だったようです。
棒読みの返事や作り笑顔を察したのか、はたまた60分という時間制限を思い出したのかわかりませんが、彼は突然言いました。

「じゃ、ベッド行こうか」

…は?
どう考えても私たちがいる場所のすぐ横にお風呂場があります。
即尺などのサービスがあるお店でもありません。

私「え、あの、とりあえずシャワーしません?」

彼「え、別に良くない?俺あんまりそういうの気にしないよ」

私「いやいや気にするしないの問題じゃないですよ」

彼「大丈夫!ゴムつけてすぐ入れてちゃちゃっと終わらせるからさ」

私「!?」

この若者はいったい何をいっているのでしょうか。
デリヘルは本番禁止だということは、今まで利用したことがあるならばわかっていて当然のはず。
もちろんその旨を丁寧に説明したのですが、どうやら彼が今まで呼んだデリヘル嬢は「お店には秘密だよ」などと言って普通に本番行為をしたのだとか…。
そしてそれを彼は「自分が若くてイケメンだから許された」と解釈したご様子。

なにがどうして本番行為が実現したのか真相は知ったこっちゃありませんが、そういうプロ意識の低い風俗嬢がいるとこっちが困るのです。
勘違い客は最初から勘違いしているタイプと、嬢側の接客から生み出されてしまうタイプが存在するのです。

へらへら笑い「いいじゃん」などとささやきつつベッドへ押し倒そうとして来る若造。
私は冷静にケータイを取り出して言いました。

「送迎のスタッフすぐ下にいるから呼ぶね」
「どこに連絡行っても文句言えないですから」

声のトーンと表情で私の本気度合いを察したのか。

「冗談にきまってるじゃないですか〜何本気にしてんの〜」

などと言いながら離れる彼。結局その後高速でシャワーを浴び、正規のサービスはしましたが、この日の疲れはいつもの数倍でした。

若いというだけで何でも許されると思う考え方は男女ともに間違いですし、それを助長する大人も間違いだな…そんなことを考えながらスルメをライターであぶり、ビールを流し込んだ春の夜を未だに覚えています(笑)。

【まとめ】

結局その後の風俗嬢人生でも、自分より若い男性を接客することはほとんどありませんでした。
同い年や少し先輩くらいの年代も、総接客数に対する割合に換算するとごくわずかかもしれません。

風俗嬢だって人間ですから、対する人間の得意不得意というものはあります。
私の場合は結局、おじさんやおじいさんに接客する方が、若い男性に接客する何十倍も得意だったということでしょう。

そして、たしかにピチピチのイケメン風の男の子に指名されれば大概の女性はうれしくなってしまうとは思いますが、だからといって本番行為はダメ!絶対!
その時自分は良くても、その後誰かにしわ寄せや迷惑がかかります。
男性がお店のルールを守って遊ぶのは当然ですが、働く女性もそのルールは順守してほしいなと思います。

では、また。

ライタープロフィール

元風俗嬢

幼い頃から今に至るまで「事実は小説より奇なり」の変態ホイホイ人間。おかげさまで普通の感覚を超越し、好奇心からデリヘル、箱ヘル、ソープランドから高級クラブ、その他諸々経験済。現在自…

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