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はじめまして、高級デリヘル店で元店長をしていました「モト店長」っていいます。デリヘルで働いていると、年間にして100人以上の女の子を、面接することがあります。3日に1人の割合って感じですね。(高級店なので、そんなにバンバンと面接は来ません)

年間にそれだけの数の女の子を、面接していると、面接時にまつわる面白いエピソードや、びっくりするエピソードなどが、多数あるものです。今回はその中から、私が特に印象に残った面接秘話をお話したいと思います。

【断っても、断っても面接に来る女の子】

印象に残ったと言いますか、ちょっぴり面接がトラウマになっちゃった話です。この女性は、求人サイトから応募してきた方で、プロフィールが書いてなかったので、会う前に聞いたのですが、会ってから答えたいと言ってきたのです。

この場合、どちらかで…めちゃめちゃスタイル良いので実物を見てから判断して欲しいか、めちゃめちゃ太っているので隠したいというかのどちらかです。なので、あまりしつこく聞かずに会うことにしています。

結果…後者でした。(泣)

私自身もけして小柄ではなく、どちらかというと体格のいい方なのですが、その女性は、私の2倍くらいある女性で。どうみても、高級店ではないでしょう！って、突っ込みたくなる女性だったのです。

それでも失礼なことを言う訳にもいかないので、柔らかく丁寧にお断りしたのですが…、なんと彼女、なかなか諦めてくれなくて…。「どこが悪いのか？」「悪い所があれば改善してくる」って言うのです。(汗)

もちろん、太ってるので…とは直接は言えないので、「ちょっと高級店のお客様向きではないので、他のお店を当たってください」と言ったのですが、それでは納得してもらえず。とりあえず、帰ってもらうには、何か他の理由を伝えなければと思い、「ちょっと化粧が下手かな…、服のセンスが…」と、やや失礼と思いながら伝えると、案外あっさりと認めて、帰っていったのです。

それから1週間くらい経って、私もすっかり彼女の存在を忘れていました。すると、また彼女から連絡が着て、面接して欲しいと言うのです。しかも、化粧も服装も改善したので！って。(いやいや、そこじゃないんだけど…)って思ったのですが。。。

また会っても答えは一緒だし、余計断れなくなってしまうので、「今は募集していない」って嘘をついたのです。その時は、またまた素直に諦めてくれたのですが…。また1週間後、「サイトみたら募集してるって書いてました！」って連絡があったのです。

結局、最後は「うちのお店には向いてません！」ってお断りして、納得してくれました。最初に同じような断り方をしたのにね…。まあ、そんな諦めない女性のお話でした。

【他店でナンバー嬢だと言うので期待して会ってみたら…】

次の女性は、自称ナンバーワン嬢のお話です。

面接に来る女の子は、たいてい電話かメールで申し込んできます。電話だと話し方などで雰囲気もわかるのですが、メールの場合、実際に会ってみないと、どんな子なのか判断できないものです。その理由として、メールは、自分を少し大きく見せたがる女の子が多くて…。例えば、スリーサイズを少し誤魔化したり、芸能人だと藤原○香に似ているとか。電話では言えない事でも、メールやLINEだと言えちゃうのでしょうね。

そんな中、まんまと騙されてしまったのが「今、働いているお店でアタシ、ナンバーワンです！」と言ってきた女の子でした。ナンバーワンだなんて言われると、そりゃ～こちらも期待してしまいますよね。やや気合い入れて、面接に向かったのですが…。(出張面接もやっていたので)

車に乗ってきた女の子を見て、びっくりしちゃったんです！「(えっ？どこがナンバーワンなの？)」って思えるくらい、ちょっと驚いちゃう感じの女の子でした。それでも、もしかすると、性格がめちゃくちゃ良くて、超エロエロな女の子だったら困るので、一応、面接はしてみました。

話を聞くと、どうもナンバーワンって言うのは、嘘というか…勘違いというか…「ナンバーワンって言うのは、お店のランキング？それとも店長やスタッフに言われたのですか？」って聞いてみると、「一緒に働いている友達に、アンタってウチの店のナンバーワンだわ！」って言われたって言うのです。。。(汗)

ある意味、それだけで自身がついて高級店に面接に来る度胸は買いますが…。残念ながら、丁重にお断りさせてもらいました。しかも彼女、面接に来た理由が「アタシ、1週間前からずっとお茶で、稼げなくて！ウチの店、終わってるんスッょ！」って。。。いやはや、なんとも、お疲れ様です。

【面接に缶ビールを持参して来た女の子】

最後にお話するのは、面接になんと「缶ビール」を持参してきた女の子です！長年、風俗店長をやっている中で、さすがにこれには驚きましたね。出会った瞬間は、明るくて可愛い雰囲気の女の子だな、って思っていたのですが…。

お話をしているうちに、どうもアルコール臭いのがわかったんですよ。それも午前中の面接なので、まさか…飲んでいるとは思わなかったのですが、少し和気あいあいとした雰囲気になった時、突然、バッグの中から缶ビールを取りだしたんです。

「あっ、すみません。喉乾いたので、ちょっと飲んでいいですか？」って！「えっ？それビールだよね？」って聞くと、「はい、そうですよ」って感じで、何か文句でもあるの？って顔をしているんですよ。一瞬、開いた口が塞がらなくて。(笑)

とりあえずは、見た目もいいし、性格も良さそうだったので、ここは注意するのを我慢していると、350ml缶をほぼ一気に、ゴクっゴクって飲み干してしまったのです。

ちょっと気にはなったものの、入店はしてもらったのですが、1週間もしないうちに、ボロがでちゃって。結果、辞めてもらいました。理由は、アルコール依存症で、1日中、お酒を飲んでいて…見えてはいけないモノが見えていたようです。(笑)