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記事タイトル:風俗嬢時代、同業女子を信頼しなくなったワケ

ライター:   閲覧数:2643

2019-10-21 11:20:51

どうも、儚です。
私は様々な風俗店で働いてきましたが、基本的にどのお店であっても、同業の女の子とは仲良くならないよう距離を取っていました。

もちろん最近では「友達同士で応募OK」なんて言う風俗店があるように、友達同士風俗店で働くというなかなかフランクな関係の子たちも増えてきているようですが…。
私の場合、こうしたことは絶対に避けてきました。

友人を風俗で働こうと誘うなど絶対にしませんでしたし、職場で顔を合わせる機会のある女の子であっても、仲良くなることはしません。

私がこのような考えになったのには、ある痛い体験があったからでした。
今回はその体験談をお話したいと思います。

【デリヘル店でランキング入りしていた頃】

このお話は、私が風俗で働き始めたかなり最初の頃までさかのぼります。
私は19歳から風俗系のお店で働いていたのですが、20歳の頃はデリヘルメインで働いていました。

そして一生懸命出勤し、頑張って指名客を増やそうと努力した結果、かなりの人数が在籍している大型のデリヘル店で常に本指名ランキングの上位に入るようになったのです。

このランキングは毎月更新され、お店のホームページに掲載されます。
私はこのランキング、常に1〜3位以内には入っていましたし、アンケートの結果も良いということで給料もスライド制で上がっていきました。

その結果写メ日記へのアクセス数もかなり伸び、一時的に某風俗系の総合サイトのランキングにも乗ることになります。
自分の頑張りがこうして目に見える形になることは、私は非常にうれしく思っていました、

しかしこうして大々的なランキングに載るということは、「敵を作る」ということにもつながるのだと、当時の私は思ってもみなかったのです。

【夜の街にハマった私】

二十歳になったばかりの頃、正直言って私は結構「イタイ」女だったと今考えると思うのです。
堂々とお酒が飲める、そういった場所に出入りできるということで、私はどんどん夜の繁華街にハマっていきました。

仕事が終わってから夜の街に遊びに行く、というのが私の原動力だったのです。
しかもお酒に強いということもあって、お酒を出す飲食店へ行く回数は増えていきました。

そんな中、ある場所に私はハマることになります。
深夜2時頃まで友達と遊び歩いていたときのこと、相手の子がダウンしてタクシーで帰宅してしまいました。

しかしまだ遊び足りない私は夜の繁華街をうろうろ…。
そこで、バーの店員だという男性に声をかけられたのです。
怪しいバーだったらすぐ帰ればいいや、と思い、行く場所もないので彼について行くと、そこはカウンターと小さなボックス席しかない、こじんまりしたお店。

当時の私は経験不足で、そこが「メンズバー」だということには気づきませんでした。
(※メンズバーとは、男性がカウンター越しに接客するバー。ガールズバーの男性バージョンのような感じです)
カウンターの向こうには、男性従業員が数名。
そして私が案内されたカウンター席には、

「ああ、きっと風俗嬢だろうな」

という雰囲気満載の女の子が1人。

ボックスにも、キャバクラ嬢的な3人組が入っていて、とりあえず私が過去に行ったことのある店とは全く異なる雰囲気のお店でした。

【話しかけてきた女の子】

カウンター越しにメニューを出され、飲みものを注文する私。
最初に私をその店に案内した男性が目の前に立って接客してきます。

しかし店員の人数を客数が若干上回っていたので、店員はカウンターとボックスを行き来する形となり、私ともう一人は一時的に放置されることになりました。
すると、その女の子が私に話しかけてきたのです。

「おしゃべりしよーよ」

彼女はけっこう酔っていましたし、私も若干酔いが回っていたのもあり、初対面にもかかわらずいろんな話をしました。
まあ、初対面で「きっと二度と会わないだろう」という思いもあったのだと思います。

雰囲気でわかっていたことですが、彼女は私にカミングアウトしてきました。

「わたし、デリヘルで働いてるんだあ」

通常の状態であれば、聞き流しているところ…。
私はお酒の力で気が大きくなっていたのでしょう、本来言わなくても良いのに、自分もそうだとカミングアウトしてしまったのです。

自分が風俗で働いていると自ら話したのは、彼女が最初で最後。
その後デリヘル嬢ならではの苦労や愚痴なんかで盛り上がったのですが…。
彼女はすっかり私に気を許し、自分の働いている店名と源氏名をぶっちゃけてきました。
そしてそれに乗っかり、私までそれを明かしてしまったのです。

その日は初めて風俗関係の話題で他人と盛り上がり、楽しい気分で帰路に就いたのですが…。

【ネット上で炎上、犯人は…】

風俗関係の仕事をしている方ならおそらく誰もが知っていると思いますが、ネット上には風俗やお水関係の店やキャストに関して書き込まれる掲示板があります。
関係者は閲覧しないほうが精神衛生上良いとされていますが、当時の私は自分の評判が気になりすぎてコンスタントに自分の掲示板をチェックしていました。

嬉しいことにこれまでの間、悪いことが書かれたことはなく、いつも安心していたのですが…。

ボーイズバーで過ごした晩から数日たち、私は久しぶりに某掲示板を覗きました。
すると、なんと数日前まで平和だった私の掲示板が炎上していたのです…。

内容を見ると、かなりあることないことが連投で書き込まれていました。
「清楚ぶってるクソ女」「借金まみれ」「酒癖が悪く本性は最悪」「なぜランキング入りしているのかわからない」などなど…。

表現を柔らかくしていますが、本当はもっと過激な言葉で書き込まれていました。
一体誰がこんなことを?
私はその悪意にぞっとしたのですが、目をそらさずその悪口を検証していきます。

すると、「ボーイズバーで飲んだくれていた」「本名は○○」という内容が目に留まります。
その他の悪口もその前後数分の間に連投されていました。
日付と時間を見ると、なんと私があのバーで飲んで帰ってから1時間後くらいから、その炎上は始まっていました。

確信しました。
これは、あの子の仕業だと。

私はホームページにも一切顔出ししていませんし、デリヘルで働いていることなど彼女以外には話したことはありません。
そしてあのバーで会話した内容を思い返してみると、彼女は「デリヘル、全然稼げないよね〜」と言っていたことを思い出しました。

ここからは完全に予想なのですが、きっと彼女は私と解散した後、興味本位で店名と私の源氏名を検索したのだと思います。
彼女が本当に稼げていなかったのだとすると、私がランキング入りしている=稼いでいるということがわかり、妬んだのでしょう。
女の嫉妬は恐ろしいものです。

この事件があってから、私は一切、同業だという女性にも心を許さなくなりました。
これが、私が同業女性を信頼しなくなったワケなのです。

【まとめ】

これ以降彼女と会うことも、私があのボーイズバーを訪れることもありませんでした。
そして、掲示板を覗くこともやめました(笑)

全ては私の予想ではありますが、99%、あの書き込みは彼女だったと思います。

ちなみに私の本名は非常によくあるありふれた名前なので、晒されたことによるダメージはたいしたことありませんでしたが…。
風俗嬢の皆さんは、同業の女性こそ警戒すべきだと思っておいた方が良いかもしれません。
女は怖い!これがこの事件で私の得た教訓です。

では、また。

ライタープロフィール

儚

元風俗嬢

幼い頃から今に至るまで「事実は小説より奇なり」の変態ホイホイ人間。おかげさまで普通の感覚を超越し、好奇心からデリヘル、箱ヘル、ソープランドから高級クラブ、その他諸々経験済。現在自…

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