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記事タイトル:キャバ嬢時代の個人的七不思議~謎のキャスト編~

ライター:   閲覧数:1986

2019-05-18 13:01:03

どうも、儚です。
今回は私がすすきのでキャバ嬢、俗にいうところのセクキャバ嬢として働いていた頃に体験したお話をしていきたいと思います。
基本的に今までの私のエピソードに出てくるのはお客様関係が多かったのですが、今回はちょっと毛色を変えて「一緒に働いていたキャスト」にまつわる話になります。

若干ではありますが、ぞっとする話だと感じる方もいるかもしれないので一応注意喚起しておきますね。
では、大丈夫な方はどうぞ。

【セミハードキャバクラにて】

当時私が働いていたのは、すすきのセミハードキャバクラ。
ソフト店とハード店のちょうど中間のサービスを提供しているお店であり、基本的におさわりは上半身のみOKでダウンタイムにはトップレスという形。

私は基本的に働く際に職場で親しい人を作らないようにしており、この時もそうでした。
控え室はかなり狭く集団待機だったため、キャスト同士でコミュニケーションをとっている光景が普通でしたし仲良しのグループもいくつかありました。

しかし働いて1か月、私はこのお店ではなるべく馴れ合わないよう存在感を出さぬようひっそりと働くことに徹していました。
なぜならこのお店、いくつか派閥のようなものがあり、巻き込まれると非常に面倒なことになりかねないという女社会ならではのドロドロが入店当初から見受けられたからです。

周囲が客や黒服、そしてそこにいないキャストの悪口を言いつつ化粧を直したり、ヘアセットを直したりしている待機室の片隅で、私は地道にラインやメールで営業をかける日々を過ごしていました。
今考えたらそういう存在が鼻につく、と思われていたかもしれませんが(笑)。

【あなたは誰?】

このような感じで、待機中は常に一人でひっそりと過ごしていた私ですが、他にも同じように過ごすキャストが数名。
狭い控室の中でも、鏡の前の長椅子にはグループA、その後ろの壁沿いにグループB、ロッカー前にグループC、そしてその奥にぱらぱらとどこにも属さない人々…という形で自然と明確に待機するエリアがわかれていました。

そしてもちろん属さない人々には誰も干渉せず…といった雰囲気が普通だったのですが、ある時突然その暗黙の了解が破られます。

「お疲れ様です〜」

控室に突然現れた女性。
なんせグループ分けが相当はっきりしている職場だったため、部屋全体に挨拶する人なんて働いて1か月の中で一度も見たことがありませんでした。
そしてその1か月、わりとコンスタントに出勤していた私でしたが、その女性を見たのは初めてです。
少々時代遅れなのでは…と感じさせるほどに高く盛った髪と、足を怪我しそうなほど細くて高いヒールの靴のせいで歩き方はかなり不安定。
そして身体もかなり…といいますか、ちょっと行きすぎなのではないかというくらい細く衝撃を受けたことを覚えています。

そして彼女はよろよろ歩きながら、控室の最も奥の、「属さない人たちエリア」にやってきて、ど真ん中に座りました。近くで見るとびっくり、かなり年齢が上のように見えます。

「私新人のかのん(仮名)っていうの、よろしくね〜」

比較的新しく入店したキャストが大部分を占める、私を含む「属さない人々」は動揺しつつ、会釈。
そしてなぜか静まり返る控室。
ふと見まわしてみると、グループA、B、Cの古株キャストたちの表情が固まっていました。
なにやら異様な空気感に、「この女性なにかあるのか?」と感じざるを得ませんでした。

【深まる謎】

その日以来、かのんというキャストが出勤すると控室の空気は今までになく重く静かなものになるのがデフォルトになりました。
しかし本人は全くそういった空気に気づかないようで、いつも大きな声で挨拶し、グループ分けなども完全無視、目の合ったキャストに片端から話しかけるのです。

そしてその内容はいつも「彼氏」の話…。
嫌でも耳に入ってきますし私も話しかけられたことは何度もありましたが、内容を聞く限りどう考えても相手はろくでもないヒモ男。

「彼のために枕とかも全然できる〜ってかその方が稼げるよね実際!」

なんて、普通のキャストならば絶対に口にすることの無いことも平気でべらべら話します。
ちなみに枕とは店外で客と寝ることで、お金をもらったり指名をつなげたりする行為。
いくら普段から身体を張ったサービスを提供しているセミハードキャバクラでも、そんな話は通常ご法度です。しかしそんな暗黙のルールすら無視…。

その男のために頑張って働くのだ、いつか結婚するのだ、と熱弁する彼女に皆引いてしまっていました。
頑張っている本人のネイルはもう剥げてぼろぼろですし、持ち物も薄汚れたものばかりで、本当に稼いだお金を全部搾取されているのかな、と想像してしまいます。

かのんさんが出勤するようになってからというもの、ドロドロはあったけれどにぎやかだった控室はまるっきり変わってしまいました。
しかもシフト表を見る限り、かのんさんは毎日びっしりシフトに入っていて、まさに鬼出勤。ただでさえ健康的とは言えない雰囲気なのに、大丈夫なのか?と心配してしまう状況です。

昔から働いている大先輩たちが浮かべている表情を見る限り、絶対にこのかのんさんという女性には何かあるな、というのはわかるのです。
しかし、なにせ普段全く周囲と関わりなく働いてきたせいで、気になっても誰にも聞けない…というもやもやした状態がそこから一か月ほど続きました。

【衝撃の事実】

そして一か月がたったある日、事態は急展開を迎えます。
それまで毎日フル出勤していたかのんさんが、突然シフト表から消えたのです。
その日の待機室の状況は、違った意味で異様でした…。

「やっと一か月!まじきつかった!」
「久々に見たけど前よりやばいよね」
「どんどんおかしくなってる感じするわ…」

なんと大先輩キャストたちが、普段の派閥関係なく話しているのです!
今まで見たことの無い光景だったので衝撃でした。
そして好奇心を抑えられなかった私は、勇気を出してその輪の中に入り思い切って質問したのです。

私「あの、突然でごめんなさい、ものすごく気になってたのでお話聞いてもいいですか?」

先輩「だよね〜あれは気になるよね〜。あのね…」

先輩方から語られたのは、まるで都市伝説のようなお話でした。
わかりやすくまとめると、以下のようになります。

・かのんさんはもうかなり前からこのお店に出入りしていて、一番古いキャストが新人だった頃から見たことがある

・突然鬼出勤したかと思うとその後しばらく現れず、半年以上開くこともある

・誰彼構わず自分から堂々と枕に誘い、「数千円でもやらせる」と客の間でも噂になっている

・今回は「かのん」だったが、毎回出勤のたびに源氏名が変わる上に「自分は新人」という振る舞いを必ずする。もちろん過去に何度も会ったことのある先輩たちにも、初対面のように接する

先輩方の話をざっとまとめるとこのような感じでした…。
失礼ながら、なんとも気味が悪いとしか言いようがありません。
しかも毎回自分から積極的に話しかけるにもかかわらず、その話題は一貫して今回と同じ「彼氏」の話だけ。
本人の話は一切したことがなく彼女に関してのプライベートな情報は誰も知らないとのことです。

こういった世界で働く女性たちの事情や経歴は本当に様々。
そして一般的な仕事よりも変わった人がいるというのは否めません。
個性的という一言で済ませられるパターンもあれば、そうでないパターンも…。
風俗や夜の世界に長くいると、人間の闇のようなものを垣間見ることが多くなります。

未だにかのんさんはあのお店で「彼氏」のために頑張っているのでしょうか?

「別の店の店長に聞いたけど、あの人もう10年以上前からあんな感じらしいよ、彼氏だって実在するかすらわかんないよね」

という先輩の一言が脳裏に焼きついています。

季節外れにも少々ぞっとする話だったかもしれませんが、ふと思い出したエピソードを今回は書かせていただきました。苦手だった方はごめんなさいね!

とにかく、風俗系の職業は精神的にやられることも多い仕事でもあるので、闇に引きずり込まれぬよう十分心と体の自己管理をして無理せず頑張りましょう。
では、また。

ライタープロフィール

儚

元風俗嬢

幼い頃から今に至るまで「事実は小説より奇なり」の変態ホイホイ人間。おかげさまで普通の感覚を超越し、好奇心からデリヘル、箱ヘル、ソープランドから高級クラブ、その他諸々経験済。現在自…

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