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記事タイトル:勘弁して!デリ嬢が送迎車で死にかけた話。

カテゴリ: 体験談

閲覧数:385

投稿日時:2019-02-07 01:40:53
ライター:

どうも、儚です。
ながらく風俗の世界でお仕事してきた私は、普段こちらのサイトでは当時のお客様とのエピソードをメインに執筆させていただいています。しかし今回、ぜひ書いておきたいスタッフとのエピソードを思い出しました。外を歩いていた際に滑って転んだ瞬間に思い出したお話ですので、今回ばかりは転んだことに感謝したいと思います。それでは、スタート。

【新人ドライバーWくん】

当時私はとあるデリバリーヘルスで働いていました。ある日出勤すると見覚えのない男性が事務所の中に。デリヘルの送迎はアルバイトの人が多く、彼らの出入りは激しかったので1人1人についてはあまり意識していなかったのですが…。彼はかなり印象的な風貌をしていたため、一瞬で「新しい人だ」とわかりました。今までのドライバーさんはごく普通の男の人が多かったのですが。彼(以下Wくん)の場合は群を抜いて個性的でした。
まず、その体のサイズ。一言でいえば超ビッグサイズです。横に。それだけでまず存在感はたっぷりでしたがそれだけではありません。金髪を襟足のみ長く伸ばしたその髪型は一昔前のヤンキーを彷彿とさせます。そして銀縁のつりあがった色つきメガネによって完全に見た目は「チンピラ」。まさに存在感の塊でした。その巨体で真剣に周辺地図を確認している姿はなんともコミカル…。私は珍しく自分からその場で話しかけました。

「あの…儚と申します。ここのキャストです。よろしくお願いします。」

勢いよく振り向いたWくん、恐ろしげな風貌とは裏腹に愛想よく自己紹介。

「Wです!!ちょっと頭悪いんで迷惑かけるかもしれませんが大目に見てください!」

一気にWくんの送迎に乗ることに恐怖を感じましたが、悪い人ではないと分かり安心しました。この時は、Wくんがまさか私に死ぬかと思った瞬間を経験させてくれるとは夢にも思っていませんでした。

【私の運命やいかに】

そのデリヘル店舗は、基本的にベテランドライバーとともに新人ドライバーが同行し、何度か送迎や接客のトレーニングを受けます。その研修期間と最終チェックをクリアすると、晴れて新人も一人での送迎が可能になるのです。
Wくんの研修車に私も何度か乗りましたが、私の目から見ても、ルックスのイカつさ以外は特に問題があるようには感じませんでした。そしてわりとすぐにWくんは、1人で送迎することが可能になったのです。
しばらくタイミングが合わず、Wくんの送迎車に乗ることの無かった私。1か月半ほど経過し、当時働いていた地域に雪が積もった頃でした。待機室で漫画を読む私に巨体が近づいてきて言いました。

「儚さん、本指名90分です!僕の運転で行きます!!」

初対面から結構経ちましたが、その日初めてマンツーマンで彼の送迎車に乗ることになったのです。外に出るとそこには、相当年季の入った、相当ぼろぼろの、絶対的に「悪路を走るにはぴったり」のオフロード四駆の軽自動車。そう、Wくんの自家用車です。
これまで送迎でも、私生活ですら乗ったことの無い車に愕然としつつ、促されるまま助手席に座る私。はっきり言って不安しかありません。道は雪でガタガタ、そしてその時予約の入ったホテルは対応地域の中でもはずれにあり、最低でも20分以上はかかる距離です。ドスン、と運転席にWくんが乗り込み、不安を抱く私を乗せた送迎車は出発しました。

【爆笑からの地獄】

私の不安な気持ちをよそに、Wくんは意外に安全運転。車はその仕様的にものすごく弾むのですが、なるべくそうならないよう凹みなどを避けて通るという配慮が感じられホッとしました。そしてなによりも彼は話が面白く、車内の雰囲気はなかなか楽しいものでした。ホテルへ向かう時間もあっという間で、接客を終えた私は再び帰りの車に乗り込みます。直後から話し始めるWくん。

「いやあ、こないだ僕デリヘル呼んだんですけど僕よりデカい女の子が来てマジビビりましたよ!!」

「Wくんより…って、だいぶ盛ってますよね?(笑)」

「本当ですって!!土管が歩いてきたかと思いましたもん!!」

そんなくだらない会話で帰路も盛り上がっていました。すると突然Wくんが言ったのです。

「儚さん、スリル好きっすか?」

質問の意図はよくわかりませんでしたが絶叫マシンなどは大好きな私。その旨を告げた瞬間、不敵な笑みを浮かべたWくんは突然車を加速。ちょうど車の通らない空いた道の角に雪山があり、そこへ車の片側のタイヤを勢いよく乗り上げ始めたのです。大きく傾く車体に私は驚き悲鳴をあげます。

「ちょっと!!危ない危ない!!」

「大丈夫っす!この車そういう仕様なんすよ!ああ楽しい!」

日曜日の昼下がり。その天気の良さと弾む会話にきっとWくんは楽しくなってしまったんでしょう。巨体の運転手とデリヘル嬢を乗せたぼろぼろの軽自動車が路肩の雪山に乗り上げて遊ぶ光景はまさにシュール。そして次の瞬間。

ゴロリ

車体はゆっくりと傾きそのまま路上へひっくり返ったのです。しかも助手席側が下、私はWくんの下敷きになり押しつぶされ、瞬間的に「死んだな」と思いました。

【その後のお話】

今この文章を書けているということからわかりますように、私は今でも元気に生きております。しかしあの時は本気で死んだと思いましたよ。人生で、あれより重いものに乗られる経験は今後二度とない事でしょう。
Wくんは巨体を懸命に動かしなんとか自分の身体の上に私を押し上げ、運転席の窓から脱出させてくれました。彼はどうしたかというと、窓から出られるサイズの身体ではないため必死に後部座席まで移動しドアからよじ登って脱出。そしてどこかへ電話をかけると、10分前後でWくんと同じ車種の車が数台集まり、その仲間たちの手によりひっくり返った車体は元の状態に戻されたのです。私はその様子を少し離れた場所からただ見守っていました…。どういう繋がりだったのかはわかりませんが、警察や車関係の会社にお世話にならずに済みほっと胸をなでおろしました。
Wくんはひたすら私に謝り、事務所に言わないでくれと懇願。怪我をしたわけでもありませんし、もちろん秘密はそのお店をやめるまで守り続けました。代わりにWくんの送迎車に乗るたび、彼は秘密でいつも私にお菓子をくれていました…。
大事故に至らなかったので笑い話ですが、デリヘルは常に他人の運転する車に同乗して仕事をします。いつどんな事故に巻き込まれるかわかりません。乗っているだけの女の子にできることは少ないかもしれませんが、せめてドライバーの気をそいだりテンションを極端にあげるようなことはしないことをおすすめします。そしてドライバーの皆さんは事故の無いよう安全な運転をよろしくお願いいたします。
では、また。

ライタープロフィール

儚

元風俗嬢

幼い頃から今に至るまで「事実は小説より奇なり」の変態ホイホイ人間。おかげさまで普通の感覚を超越し、好奇心からデリヘル、箱ヘル、ソープランドから高級クラブ、その他諸々経験済。現在自…

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