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風俗業界に興味のあるという方は、男女問わず一度はそうした業種が集まる求人サイトをご覧になったことがあるのではないでしょうか？
求人の内容は一般的な企業ではおおよそ見たことのない様な高額の報酬や厚い待遇が記載されていて、驚いたという方も少なくありません。
しかし、実際はそうした求人の内容について「嘘」を記述しているお店も多いんです。

そこで今回はそんな風俗の求人情報に嘘の表記が多くなってしまっている理由について解説していきたいと思います。

【よくある求人の謳い文句】

求人サイトでよく見る破格の報酬や待遇は、今もなお留まるところを知りません。
これは男性求人も女性求人も同じですが、近年では男性求人の方が幾分かマシな内容が多い傾向にあります。

・男性求人の謳い文句

男性求人でよくある求人の謳い文句は
「月収50万円以上可能！」
「インセンティブを合わせると100万円以上稼げます」
といった、男性の出世欲や「稼げる男になりたい」という気持ちを煽るものが多いです。
特に若い世代の男性は個人で多くの給与を稼ぐことにストイックな人が増えており、新しい業界にチャレンジしてみたいというチャレンジ精神から、こうしたナイトワーク系の求人広告に興味を示す方も少なくありません。
求人の内容を見ても「責任者候補」「幹部候補」といった組織の重鎮の様な役職になるための職種として書かれている場合が多く「風俗業界で一発のし上がる」ことを匂わせることが多いです。

・女性求人の謳い文句

働く女性を募集する風俗の女性求人では「日給保証」と「待遇」について推しているところが多く見られます。
「日給保証5万円以上可能！」
「10日間勤務で100万円の出稼ぎ保証！」
「高級マンション寮完備！」
「提携の託児所があるのでシングルマザーでも働きやすい」
といった感じのものを見かけることが多いです。

風俗の求人を閲覧している女性の多くが
「短期間で高額の稼ぎを得たい」「今よりも待遇の良いところで働きたい」
と、考えていますので求人広告で宣伝されている、高い報酬や良い待遇に目を惹かれます。

【求人広告内容の嘘】

上記の様な一般職ではまず得られないであろう給与を見て、実際に応募する人はかなり多いです。
しかし、実際に求人のとおりの給与をもらえるという方は少ない傾向にあります。
それは風俗店の多くが求人の待遇内容を偽っているからだと言えます。

ただ、もちろん店側は「あの内容は嘘だよ」なんてはっきりしたことは言いません。
もしも求人広告の会社にそのことを通報されれば、広告の掲載が難しくなってしまうからです。

求人情報を偽っている風俗店は、求人で応募が来てから店の給与や待遇についての説明をした後、条件を提示します。
この条件をクリアできなければ求人の内容と同じ待遇は受けられない…という形にするのです。

例えば女性キャストの場合…

・一日に8時間の勤務と週4日以上の出勤

・一ヶ月に10人以上の本指名を獲得する

・パネル写真で顔出し、雑誌の出演

といった感じです。

風俗一本で働き、周りにもそのことを隠していないならばなんとか達成できそうですが、副業で稼ごうとしている人には非常に難しい条件となります。
男性の場合でも同じくこの様な形で求人応募してきた人間が、おおよそクリア不可能だと思われる条件を出して、求人の内容と同じ待遇を受けることを諦めさせることが多いです。

【なぜ嘘が多いのか？】

なぜここまで風俗業界の求人広告には嘘が多いのか、という疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
それは風俗業界が慢性的な人材不足であるからです。

風俗はここ最近でかなりクリーンな業界として生まれ変わりましたが、それでもまだまだ世間の方から見ればグレーで怪しい業界となっています。
働く女性や男性も増えてはきましたが、その分店の数も増えたことによって、人材が不足しているのです。

どこの風俗店も一人でも多くの人間を欲しているため、求人の内容を最大限まで引き上げて掲載しています。
どこか一つの店舗が自分の店よりも良い待遇を掲載し始めたせいで、人材がそちらに流れてしまうと困るため、自分達の店では出せない様な待遇でも平気で掲載する様になってしまうのです。

・きちんと報酬を出しているところもある

この様な状況になってしまう理由としてあげられるのは、実際にそうした高待遇の報酬をきちんと出しているところがある、ということです。
実際に高い報酬をだして女性の求人をおこなっている店があるからこそ、高い給料や良い待遇にリアリティが出てどこの店もマネし始めてしまいます。

女性求人も男性求人も他社のモノと見比べてみると、同じような給料と待遇が羅列されているのはそのためです。
しかしながらこれは裏を返せば「他よりも給料が低く、待遇が少し悪い所は正直な内容の掲載をしている」ということでもあります。

誠実な会社を求めるなら目先の数字に囚われず、他の求人情報としっかり見比べてみることが大切です。