元風俗店長が語る「デリヘルに掛かってくる電話あれこれ」

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元風俗店長が語る「デリヘルに掛かってくる電話あれこれ」

ライター：モト店長閲覧数：15928

2017-08-23 19:37:28

皆様、こんにちは。元高級デリヘル店で店長しておりました「モト店長」です。今回は私が電話受付をしていた時に掛かって着た摩訶不思議なお客様についてお話したいと思います。1日何十本も掛かってくるデリヘル電話の中には、それは想像を遥かに超える内容のものがありました。その中からいくつかご紹介したいと思います。

【「お宅の店、本○できるの？」っと言ってガチャ切りするお客様】

これは一番多い電話ですが、開口一番いきなり「お宅の店は、本○できるの？」って言う、いかにもヤル気満々のおっさん声の電話。当然のことながら「当店は一切そう言ったサービスは行っておりません」と答えると、有無も言わず「(ガチャ)」と切られてしまいます(笑)。

逆に「はい！もちろん出来ますよ！」なんて言うお店はあるのでしょうかね？この手の電話に関しては、私が辞めるまで摩訶不思議な電話の一つでした。ガチャ切りして、たくさんのお店に電話してるのだと思いますが「出来ますよ」って言うお店が仮にあるとしたら、私なら怖くて利用出来ません。

中には、思わせぶりの回答をするお店もあるようです。例えば「あくまでも大人のお付き合いなので、お店から出来る、出来ないはお答えしかねます」と言うらしいです。そう言った答えだと、お客様も期待が膨らんで利用するのかも知れませんが、女の子からしたら、たまったものではないですよね。

【オナニーしながら掛けてくるお客様】

「ハァーハァー」と喘ぎ声を出しながら掛けてくる奇妙なお客様。目的は何なのでしょうか？最近は女性の電話受付も居るようですが、デリヘルと言ったらほとんどは男性スタッフが電話に出ます。その相手に対して「ハァーハァー」とオナニーをしながら掛けてくる意図がわかりません(笑)。

もしかするとゲイなのかも知れませんが、わざわざデリヘル店に掛けてこなくても。そう言った変態のお客様は、100％と言っていいほど利用はしません。なのでたぶん目的は、部屋でオナニーをしているうちに気分が盛り上がって、相手にしてくれそうな所に電話掛けているのかも知れません。仮にそうだとしたら迷惑な話ですよね。

中には、オナニーの途中で電話を掛けて着て「ローションを売って欲しい」というお客様もいました。丁重にお断りしましたが、デリヘル店も「なんでも屋」と思われてるのかも知れません。

【上から目線に話てくる年配のお客様】

これは声のトーンから、どこかの会社のお偉いさんなのか、ストレスが溜まっていらっしゃる方なのかわかりませんが、とにかく上から目線で話てくるお客様。「おい！」という呼び捨ては当たり前。語尾はすべて命令口調。

「おい！女すぐよこせ！ブスよこしたら帰すからな！」

これに対してどう対応したら良いのでしょうかね？私も普段は温厚な性格だったので、あくまでもお客様だと思って敬語では対応しますけど、内心はムカつきます。もしかすると実際の方は優しい方かも知れないし、口下手なだけかも知れません。

しかし接客するのは女の子ですから、こんな乱暴なお客様へ案内して、態度が変わらなかったら女の子も嫌な思いをするし、本当に帰されたら女の子のテンションを落とすだけです。なので私は、この手のお客様には丁重に(？)いや、一言「無理です」と言ってお断りしてました。

【嫌がらせ電話・冷やかし電話】

嫌がらせ電話・冷やかし電話はデリヘル店をやっている以上、付きものと言えば付きものですが、一番困るのが「住所」を偽って掛けてくる嫌がらせ電話です。すなわち、伝えられた住所に行っても違うって言うパターンです。

ホテル等は入室確認を取れるのですが、自宅の場合はなかなか難しいものがあります。マンションであれば、近所に何があるかとか、外壁の色などを聞いて、なるべく細かな情報を聞きだして、冷やかしではない事を確認しますが、それにも限界があります。

あとはお客様を信じて向かうしかありません。仮に嫌がらせ電話だとして、住所が違っていたとしても留守だったり、空き家なら、他の方に迷惑を掛けずに済みますが、それが電話の相手ではない方の家であれば、説明するのが大変です。

デリヘルって言うと怖がられる方も居るし、家族がいらっしゃる方だとなるべく風俗って言うのは隠した方がいいので、そこは「間違えました」と素直に謝るしかありません。もちろん最初に掛けてきた相手に電話を掛けますが、当然出ません。どこかで隠れて見ているのかも知れませんが、タチの悪い電話は止めて欲しいものです。