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記事タイトル:吉原の危なくも愉悦の夜 前編

ライター:豊潤(ゆたか じゅん)   閲覧数:3247

2019-10-17 12:42:59

 お邪魔致します、豊潤(ユタカ ジュン)です。過去から現在における風俗体験を客目線で書いています。 

 風営法や条例がまださほど厳しく無かった頃、ゆっくりソープ街を見学しつつ徘徊したかったのですが、そうもいきませんでした。初心者の頃は、「写真見学無料」と店頭に書かれていたり、呼び込みの決まり文句「写真だけ見にきませんか」を真に受け、本当は全店の在籍女性の写真を順々に見て回りたかったのです(笑)。
 が、当時の呼び込みキャッチの勧誘はそう甘くはなく、振り切るのだけでも大変苦労しました。「こりゃ店に連れ込まれそう、ダメだ!」と退散したこともあります。振り切ったつもりでも、お〜まだ引っ付いてきた、という感じですね。こちらが満更でも無い顔をしていたのでしょうか。
 
 次回からはキャッチ回避のため、実際の店に行くには所定のJR駅から送迎を利用しました。これは駅から目差す店舗の入り口に着けられ、Door to doorで楽チンですが、休日などは行き帰りと同乗客も多く、余韻に浸れないのがネックでした。
 現在は規制も厳しくなり表立った過剰な呼び込みができなくなっています。ボーイは所々店舗の入口に立っている程度なので、だいぶ歩き易くはなっています。最寄りの駅は幾つかあるものの、どこからも離れてますので徒歩で行くには若干キツいです。それがまた「異界」っぽくて良いのですけどね。

【日本最大の店舗型風俗地帯】

 吉原は言わずと知れた日本一の規模を誇るソープランド街です。この地域は遊郭であった時代、他の一般市街地と一線を画するかのように、一段高く土地を盛り上げて作られました。現在もその名残はあります。
 また何本かのメインストリート以外にも細い裏道が入り組んでいて、そこにも店舗が多数密集していたりとなかなか奥が深いです。ほぼ全店がソープランドという単一業種に特化した区域ですから壮観!なんですね。
 
西日本を代表する雄琴と比較してみますと、広大な区画に恵まれ店舗ごとの敷地も広く、というのではありません。どの店も狭い敷地と間口でせめぎ合うように、2〜5階建てのビル形式の店舗が建っています。その辺はさすが地価の高い東京なのでありましょうか。横に駄目なら上に、というやつですね。
 ところがその密集して建っていたはずの店舗群の所々が空き地や駐車場に変わり、連続してあったはずの店舗の幾つかが取り壊され、丸ごとマンションに建て替わったりしているのです。
 21世紀にはいって以降どんどん規模を縮小し、最盛期には250店舗ほどあったものが、現在では150店舗舗ほどと言われます。何と4割という急激な減少率ですね。要するに閉店を余儀なくされているのです。

 某評論家によれば「そう遠くない将来吉原は消滅する」などとも言われ、昨今の全国的に縮小化傾向が顕著な店舗型風俗業界を考えると、あながち見当違いでもないと思われます。一介のライターとしては行く末を案じてしまいます。吉原が消滅したなら、全国にあるソープ地域が影響を受けないはずないです。大変です。

【残すべき文化的側面】

 特定の個人が自らお金を払ってまで秘かに通いたい、という男性の快楽追及と、それにより生まれる愉悦は、人間の男として最も誇らしい瞬間であり、感覚でもあります。それを提供する場としての性風俗地区は、是非残って欲しいと思うものです。
 
 忘れてならないのは江戸時代から存在する吉原遊郭は、当時の女性ファッションの最先端を常に発信し、服飾文化にも貢献したということです。さらには日本の伝統芸能歌舞伎や日本画、昭和に入っては文学や映画にも強い影響を及ぼして来たことは良く知られています。
 そもそも江戸や明治の時代には幕府や政府公認の遊郭であったのでして、助成金を出す代わりに売上金からマージンを吸い上げていたわけですね。時代も違いますし、政府直轄の制度を復活させてと言うつもりもありません。しかし公的機関はやる気になれば大抵のことはできてしまうのですから、この地域の文化的特性や貢献度も考え、保護する方向を検討してもよいのではと思います。
 同時に経営側も自然淘汰されて行くのを指をくわえて見ているのではなく、方針を見直すことが必要でしょう。

【客離れの原因究明と対策】 

 規模が縮小化しているのは間違いなく「客離れ」による経営難からの閉店によるものであります。そこには幾つかの理由が考えられますが、ソープランドは当局の摘発を受けて営業が続行不能になるというパターンは意外に少ないのです。つまり自主廃業に追い込まれているのです。ということはどんなことが原因であるのかを究明し、打開策を提示してゆく必要があると思います。
 
 例えば「全日本特殊浴場協会連合会」という組織があります。吉原という限定的な地域の問題ではなく、全国規模によるテコ入れを定例会議を通して話し合っては如何でしょうか。ところがこの団体、全国の店舗加盟率が75%、また店側の営利優先団体のようであまり機能していないのが残念です。もちろん店の儲けは大切ですが、どんなことをしても良い、手段を選ばずという風潮がこの事態をもたらしたのだと考え、客目線で考えることが大事ではないかと思います。
 ちなみにオフィシャルページの巻頭では

 「平成18年(2006年)5月に新法が施行され、(中略)店舗は法律上移動できないのに、その横に大型マンションができてしまう、という環境変化が生まれています。」

 と現状のおかしさ、厳しさは理解している様子ですが、10年以上更新されていないです。(やる気が感じられない)また「全特連の歴史」には近年の動向や決議が書かれていますが、
 「2012年 各地で起きている「廃業事故」などを調査して、今後の対策を講じています。活性化を進める上で・・」
 「2013年 具体的には個人ライセンスの問題、クレジットカードの正しい使い方等、連合会の中で検討し施策活動を行なっています。」

 これも2013年以降更新されていません。最初のは「廃業事故」が緊急事態であるとの認識が薄いと思われます。少なくとも対策を講じてはいません。2つ目は「クレジットカードを推奨し客から手数料を貰おう」「その為に従業員は正しい使用法を学ぼう」との呼び掛けと取れます。目先だけを追わず、「危ない」経営方針は即座に捨てて、客が「愉悦」に浸れる方法をもっと考えていただきたいです。
 後編では実際に私が吉原で遭遇した「振り替え」に関する事例と、地域存続のためにはどのような打開策があるかを考えてみようと思います。

ライタープロフィール

豊潤(ゆたか じゅん)

豊潤(ゆたか じゅん) 風俗愛好家

自称真面目な中年男。気が付けば人生の日暮れ近く。平和主義だが基本は辛口。風俗といえど女性との一対一の付き合いと捉え、立場や気持を尊重することで良好なコンタクトを生むとする派。年代…

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