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元風俗店長が語る「強制出勤&無理な引き止めとは?」

モト店長

2017-11-28 19:15:53

皆様、こんにちは!元高級デリヘルで店長をしておりました「モト店長」です。今回は、風俗で働く女の子たちにまつわる話をしたいと思います。よく求人サイト等をみると「完全自由出勤」とか「当店は1日も早く卒業できるサポートを致します」等と、調子の良いことばかり書かれていますが、実際のところは本当なのでしょうか?もちろん、公約通り女の子の為に頑張ってるお店も最近は増えてきました。しかし、まだまだ風俗という世界は「グレー」であり、脛(すね)に傷を持った悪いことばっかり考えている人間が潜んでいるという事を忘れてはいけません。そこで今回のタイトル『強制出勤&無理な引き止め』について詳しく解説致します。

【完全自由出勤って本当?】

完全自由出勤とは、本来の意味は女の子の都合に合わせて、自由な時間・曜日に出勤出来る事を言います。すなわち、出勤に関してはお店は関与せず、女の子から告げられる出勤スケジュールに合わせるのが本来の意味なのですが…。実際はどうなのでしょうか?

自由出勤が難しいのが「店舗型風俗」です。決められた部屋数を基本的には、埋めなければなりません。女の子の都合ばかり聞いていては、どこかの時間だけに集中し、例えば「早朝」とか「暇な曜日・時間帯」は空き部屋が出てしまうようでは、営業になりません。

そこで店舗型のヘルスやソープでは「出勤調整」というものが行われているのが現状です。お店としても指名の取れる人気嬢には、なるべく広い部屋を与え、待遇を良くするのが普通です。なので人気嬢の出勤時間は、なるべく出勤調整せず本人の「いいなり」で調整します。それ以外の空いた時間を、その他の女の子に半ば強制的に埋めていくのです。

もちろん強い言い方はしませんが「○○ちゃん、今度の日曜日の朝8時から出勤できるかな~お願い♪」と言うように、少し困った感じで女の子にお願いをするのです。色管理などしていると話は早いのですけどね。

色管理の場合だと、店長または色管スタッフに頼まれると、そりゃ~表向きは「彼氏」ですから断る訳に行かないし、少しでも一緒に居たいと思うから、出勤して監視するのもその子の運命というものですよね。

このように風俗店に「自由」なんて言葉は一切ないのです。しかし、その実態を知らない女の子達は、お店に頼まれる事が…イコール「信頼されてる」と思い込んでしまうので、そこはうまい関係が成立しています。

ただ、デリヘルの場合は意外と「完全自由出勤」を取り入れているお店も多いのは事実です。では、どうしてデリヘルは自由出勤が許されるのでしょうか?

【色管理とは?】

「色管理」という言葉が出ましたので、少し簡単にご説明いたします。

色管理とは…風俗店のオーナーや店長、スタッフ(色管理担当)が、お店の女の子を辞めさせないように、表向き「彼氏」として付き合って、管理することを言います。
 
実際は彼氏ではないのですが、女の子に対しては…

「お前だけだよ」
「俺の夢の為に一緒に頑張ろうね」
「お前が辞める時は俺も一緒に辞める」

等と、まるでホストクラブのような甘い口調で騙して、辞めさせないようにする「お仕事」です。

色管理される対象の女の子は、全ての女の子ではなく、大人しい文句を言わない女の子をターゲットにします。

なのでベテランのギャーギャー騒ぐお局様は色管理されません。彼女らは口が軽いので、ベラベラと話されてしまう危険もあるからです。

だいたい1人のスタッフで、少なくても3~4人は「担当」するので、スケジュール的には1週間大忙しですよね。

【デリヘルは完全自由出勤】

デリヘルの場合は、店舗型と違って、お部屋を埋める事はありません。お客様から依頼される数が多ければ多いほど女の子の数は、何人居ても助かると言う訳なのです。

またデリヘルの場合は、自宅待機している女の子が多いので、変な話ですが、待たせている分には経費は一切かからないので、自由な時間に出勤してもらって、万が一お仕事が1本も付かなくても、電話やメール1本で「ごめんね、今日暇で…」と申し訳ないフリをしながら謝ればという訳です。

それとデリヘル客の場合、比較的深夜24時以降に利用する数が全体的に多いので、21時から出勤する子だったり、深夜の短い時間帯に出勤してくるような女の子も必要なのです。そういった自由な出勤設定をした方が、OLや主婦にとっては、デリヘルが働きやすいジャンルなのかも知れません。

【無理な引き止め】

風俗という世界は、一般の企業と違って、雇用形態が社員とかアルバイトではなく、あくまでも女の子とは委託契約になります。女の子は「個人事業主」という契約方法なのです。従って、普通なら女の子が「辞めます」と言えば、それで終了なのですが…そこがうまくいかないのが風俗という世界です。

当然、お店は大事な稼ぎ(商品)を失う訳ですから引き止めるのは当然です。その引き止め方法もお店によって様々。

優しい言葉で…
「○○ちゃんが居ないとお店が困っちゃう」
「お金に困ってるなら内緒でバックあげれるよ」
「保証つけるからまだ居てよ」
等々

これならまだいい方ですが、仮に無断で飛んだ(辞めた)なら、家族や会社まで電話してくると言う悪質なお店も多いようです。そこは、元々の汚れた血が流れているのでしょうね。逆に言えば、人を引き止める方法として、そんなやり方しか知らないのかも知れません。

中には、真剣に女の子のことを考えてくれて引き止めてくれるお店もありますが、会社や家族に電話するぞと脅してまるお店は、ほとんどがあっち系です。そんなお店に入店してしまった女の子が可哀想ではありますが…残念ながら逃げ延びるか、それとも我慢して働き続けるか…あとは警察に相談するしかありません。

ただ、なかなか風俗という仕事上、警察や家族に相談すると言うことが出来ない職業なので、最後は「泣き寝入り」してしまう女の子も多いのです。

このように、実態を上げてみると、まだまだ風俗という世界は、良くなってきたとは言え、全体の数からすると、ダメな風俗店もたくさん生き延びています。取り締まってくれる機関が無いというのも、風俗のグレーをますます増加するだけなんですけどね。

ライタープロフィール

モト店長 店長・スタッフ

モト店長(40代、男性) 出身 神奈川県 数年前まで都内の高級デリヘル店で「店長」をしており、現在は風俗コンサルタントとして、デリヘル店の開業を支援する代表を務める実業家。ライターとし…

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