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記事タイトル:ストリップ業界の興亡

ライター:豊潤(ゆたか じゅん)   閲覧数:3794

2019-07-14 12:21:54

お邪魔します、豊潤(ゆたかじゅん)です。
 ストリップ関連では「ストリップ劇場体験ルポ」と題して2つほど記事を書かせていただきました。昭和の終わりから平成初頭に活躍し全国的に名を馳せたAV女優たちが次々とストリップ界に進出するきっかけを作ったという意味で、神代弓子や菊池エリの存在は格別であったと思います。ただ彼女らはステージに客を上げて「まな板ショー」などは行わず、私が体験したのももっぱらおもちゃを用いたオナニーショー程度でした。同様に他の踊り子たちが普通に行っていた「個室プライベートダンス」や「ポラロイド撮影」も体験したことはありません。あくまでファンになったAV女優の実物を見たという体験報告に過ぎません。ただ一人のファンとしてその生の裸体に接した喜びを克明に記しておきたかったのです。そもそも「まな板ショー」で隠微な男と女の個人的な営みであるSEXを見せられても、見たい角度や視点の自由が利かないため、踊り子の演技混じりの大きな喘ぎ声には多少ぐっとは来るものの、困惑の方が先に立っていました。特に男性客の裸体などはあまり見たい光景ではなかったです。ひとえに私は女性の裸体を隅々まで賛美し拝むという姿勢で、お目当ての女優の陰部の形状や色などにこだわりを持って眺めていたので、彼女たちに男達が覆いかぶさり、半分視界が奪われるより良かったのかなあと思いました。

【AV女優がストリップ界に残した光と影】 

 観客を呼べるAV女優たちの颯爽とした登場は、湿った場末の雰囲気と過激度をもってしてもマンネリ化しつつあった当時の興行に光をもたらし、パラダイム変換となったのも事実でした。その証拠に現在なおAVとストリッップを掛け持ちして出演する女優が多い状況を踏まえれば、後世に絶大な影響を残したとも言えます。
 ただAV女優のストリップ参戦は見た目は華やかでありましたが、その陰にあって一般的なストリップ嬢たちの心情たるや、穏やかならざるものがあったのではないでしょうか。ぱっと出のAV女優たちは美貌とスタイル、ネームバリューだけでトリを奪うわギャラは高いわという反面、身体の柔軟性や踊りのスキルにはどうしても欠ける面があり、加えてソフトな内容となるケースが多かったわけです。他のストリップ嬢たちは日夜ダンスや振り付けの練習に励み、かつ「まな板ショー」なども務めねばならなかったわけですから、負けてたまるかという気分であったことしょう。実質的に全国の劇場を支えていたのはそうした一般的なストリップ嬢であったに相違無いのですから。
 男達からすれば、ソフト路線ではあるもののAV女優を直接目の当たりにできると共に、他の踊り子たちのハードなパフォーマンスも見ることができる、という一挙両得の良い時代ではありました。しかしこうした色々な意味での新旧スタイルの同居が次第に軋轢を生み、時代が進むに連れ増大して行ったのだと思います。
 AV女優のストリップ出演によるソフト路線化が、古くから存在した「花電車」や「まな板ショー」などを脇に追いやってしまったのではないでしょうか。いや、追いやるどころか完全撤廃にまで至らしめたのだとすれば、我々一般客は「光」と「影」を同時に見たことになるのです。AV女優の登場を歓迎し浮かれていた我々男達にも責任の一端はあり、過激なショーも引き続き見たいならもっとそちらを大切にすべきでありました。つまりAV女優歓迎=光、過激性排除=影という構図ができてしまったのです。その後は追い討ちをかけるように「いたずらに性欲を刺激する」「猥褻である」などという理由の当局の取締りや摘発により、ここ10年位の間に全国の歴史ある劇場の閉店が相次いで報告されました。業種の性質上、新規出店や復活も難しく、もう増えることはないので誠に悲しいです。

【ストリップは衰退したのか】 

 風俗業界に詳しい筋や評論家の大半はストリップは衰退した、との見解のようです。現在のストリップが衰退したのだとすれば、今述べたような摘発、閉店などの外的、物理的要因及び内容のソフト路線化の推進があると思います。しかし新旧のスタイルが同居でき黄金期を形作った時代に、未来を予見し次の策を打ち出さなかった為に、結果的には内部崩壊へと向かったと言うのが私の見解です。興行側、踊り子、観客すべてが共倒れした、ということですね。
 バブル経済の崩壊を例に取るまでもなく、政治経済に限らず歴史上の各分野の節目節目で「膨張し切ったものほど脆く、早く崩れ去る」という法則があります。これらは芸能・芸術の世界でも起きており、ストリップ業界もそれらと似た経過を辿ってしまったとは言い過ぎでしょうか。
 かくいう私自身も、桜木ルイや高倉梨奈などを最後にストリップ劇場に足を運ばなくなりました。ファンとなったAV女優たちに直接会えたのはよいのですが、下半身露出なども一瞬か限定的で、いたずらに性欲を刺激される以前に、さすがにエロさという意味で物足りなさを感じたからです。良くてオナニーショー、ポラロイド撮影止まり、かつ鍛錬の必要な踊りや凝った演出などが影を潜めてしまったのでは、本来の「手足の指先まで神経の行き届いた踊りの艶やかさ」や「エロさからくる性的刺激=脳内快感物質の分泌」を堪能している暇が無く、私を含めたオールドファンたちが去って行っても仕方ないかな、と思いました。

【現状と今後】

 昨今はさらなるストリップ劇場の出演者全員の「質的な健全化」「ソフト路線化」が進んでいるようです。「低俗」「卑猥」ではないことを強調し、女性客をも取り込もうとする戦略もあります。女性にはなかなか理解いただけない部分の、男にとっての性的刺激があるからこそ「エロ」なのだと思いますが、ファッション同様にジェンダーレス化が進もうとしているのでしょうか。絵画や彫刻の裸婦像のように、芸術的に美的対象としてのみ女体を見据えるのがストリップの役割ではないと思います。
 もちろん現状を招いた要因として、テクノロジーの進化や配信映像における高画質化などが進み、以前にも増して個人で楽しめるツールの開発や種類などが増えたということも上げられます。思えばAV女優たち、そうしたテクノロジー進化の時流に乗った証として存在して来ました。映像技術の発展と一般化が彼女らを生んだとも言えます。しかし画面は二次元の仮想デジタル空間です。ストリップ嬢と男たちが同一の次元と時間を共有するライブ空間の大切さ、つまり目の前に女性の顔や乳房、尻や陰部をはじめとする曲線の数々が在り、吐息や喘ぎ声、ステップする靴音が聴こえて来たり、という生のよろしさ、ですね。ストリップがエロを提供する生の「芸能」とするならば、このアナログ空間が滅んではならない、いやアナログ文化を残すべきと思うものです。

ライタープロフィール

豊潤(ゆたか じゅん)

豊潤(ゆたか じゅん) 風俗愛好家

自称真面目な中年男。気が付けば人生の日暮れ近く。平和主義だが基本は辛口。風俗といえど女性との一対一の付き合いと捉え、立場や気持を尊重することで良好なコンタクトを生むとする派。年代…

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