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記事タイトル:風俗嬢の時間外労働?写メ日記の苦労について切実に知ってほしい!

ライター:野田 珠輝   閲覧数:1179

2022-11-01 10:22:54

元風俗嬢ライターの野田珠輝(たまき)です。
今回は風俗嬢とは切っても切り離せない、写メ日記について。
お店のプロフィールや宣材写真ではなく、写メ日記から体型や顔の雰囲気、人柄を知るという方も多いでしょう。
しかし、実は恐らく皆さんが思うより大変な作業なんです…。
「同じ写真使いまわしてない?」「文章短いし手抜き?」なんて思うこともあるでしょうが、なぜそうなってしまうのか?
元風俗嬢だからこそ知っている、写メ日記の事情を紹介します。

【写メ日記の作業:写真撮影編】

「写メ日記を書く」という作業ですが、大まかに3つに分けられます。
それは写真の撮影・加工と、文章の作成。

まず撮影ですが、基本的にはすべて自撮り。
やはりお客様に選んでもらうためにはきれいに写ったものを使いたいもの。
何十枚、何百枚と撮ったなかから一番いいものを選びます。
写真フォルダが自分のちょっとエロい自撮り姿ばかりのため、人にスマホを見せる機会があるとドキドキ…は風俗嬢あるあるでしょう。

人によってはスマホスタンドや三脚のような固定アイテムに非常にお金をかけています。
私自身もBluetoothをつないでシャッターが押せるアイテムや、使い勝手の良いスタンド探しにはとても苦労しました。
カメラマンさながら、撮影用にライトも購入したことがあります。

また写真撮影の場所にも困るもの。
たとえば実家住まいや彼氏と同棲、結婚しているというだけではありません。
身バレが気になったり、家では仕事のことを考えたくなかったり…。
自宅では写真を撮れない・撮りたくない女の子は多いため、場所は限られてきます。
待機室で写真を撮れるスペースを設けているお店もありました。
しかし女の子同士で順番待ちをしているうちに仕事が入り撮影できないということも。

私はやむを得ず、1人でラブホテルに行って写真を撮ることもありましたが、自然光は入らず撮影に向いている環境ではありません。
しかも明らかにラブホテルで撮った写真は「彼氏と行ったのではないか?」と思われてしまいがちですよね。
もっと考えると「風俗公認の彼氏?まさかホスト?」なんて思われるかも、というところまで想像力が及びます。

本指名のお客様で写真を撮ってくれる方はとても貴重ですが、ポーズや角度に長時間こだわれるわけではありません。
意外と使える写真がないことは悩みでした(笑)
もしオキニの女の子が困っているようでしたら、ロングコースでたくさん撮ってあげてください!

【写メ日記の作業:写真加工編】

何枚もあるうちから数枚を選んで加工を施しますが、やり過ぎはよくないことは分かっているためほどほどに。
・ほくろや傷跡など身バレに繋がりそうな部分を消す
・顔の半分やちょっと惜しい部分はスタンプで隠す
・体のラインを少しだけ整える
これらを詐欺にならない程度に行います。
慣れるまではどんなアプリを使い、どの程度やっていいのか試行錯誤。

私は店名&源氏名を入れていましたが、これは悪質なお店やサイトに画像を勝手に使われないための予防策です。
恐ろしいことに写メ日記というのはスクリーンショットが撮れてしまうんですよね。

これに対しては大手ポータルサイトにも多くの声が届き、対策をしたいと考えているようです。
詳しい方はぜひとも女の子のために立ち上がってください!

【写メ日記の作業:文章編】

写真ばかり注視されがちですが、「写メ日記」と呼ぶくらいですから日記なんです。
皆さんは、毎日日記をつけられますか?
もしかしたら、身近な人に見せられないものを書いている方ならいるかもしれません。
しかし写メ日記は全世界の人が見ることができてしまいます。
そもそも集客のために行っていることですので、その日起こった悲しい出来事やグチなどは吐き出せません。

ちなみに私調べですが、「出勤しました」や「空き枠のお知らせ」といった内容以外は150文字以上書いている女の子が多いです。
それはつまり…Twitterの140文字より長いということ!
Twitterもフルで書こうと思って書いてみると、意外と難しいですよね。
熱意を持って伝えたいことがあれば長文になりますが、それがなくても毎日何かしらTwitterを投稿するだけですごいと思いませんか?
それも身バレをしないように注意し、自分の魅力が伝わるように書く。

それも毎回前項で説明したように、苦労して撮った写真と苦労して加工した写真つきで。
私もやっていたのが今では信じられません(笑)
全国の写メ日記を書いている風俗嬢さん、それだけでもう本当に尊敬します。

【まとめ】

かつて私は「仕事とプライベートの時間は完全にわけたい」というタイプだったため、キャバクラではなく風俗を選びました。
(キャバ嬢なんて柄じゃなかったというのももちろんありますが…)
しかし今は写メ日記だけでなく、LINEでの姫予約、オキニトーク、SNSをやっている風俗嬢さんも多くいます。

お客様に自分を選んでもらえなければお給料は発生しません。
しかし選んでもらうためには、四六時中仕事のことを考えなくてはいけない時代になりました。
裏でここまでの苦労をしていることを、少しだけ知っておいていただければと思います。

ライタープロフィール

野田 珠輝

野田 珠輝 元風俗嬢

北の孤島に在住する元風俗嬢ライター。 体験入店を含めればほぼすべての業種を経験したといっても過言ではない。 基本的にはソープがメイン。 きちんと在籍したのは、メンズエステやデリヘル、…

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