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記事タイトル:元風俗嬢が語ります~風俗嬢が身を守るために必要なこと~

ライター:   閲覧数:5095

2019-05-31 12:51:54

どうも、儚です。
19歳から長らく風俗業界で働いてきた私ですが、その間本当に様々な経験をしました。
今思い出しても笑えるような体験から、ぞっとするような怖い体験、そして危険な目に合うことも多くありました。

今回は、そんな私の数々の経験の中から、今後風俗嬢として働こうと思っている方や今働いているという方たちに、少しでも参考になるようなことを(珍しく)書いていきたいと思います。
あくまで私の経験から言えること、そして独断と偏見も一部含まれているので、本当に「参考程度」ととらえて読んでいただけると幸いです。

【風俗嬢には危険がいっぱい】

風俗嬢という職業は、世の中に存在する仕事の中でもかなり特殊な存在。
仕事の内容自体もかなり特殊ですが、過去を遡ればかなり昔から存在する、歴史的な面から見てもかなり長い職業であるという点でも特殊だと言えるでしょう。

そしてこの職業に必ずつきものなのが各種の「危険」。これは歴史を遡った過去の時代から変わりません。
人と人とのかかわりとして、濃密度で言えば最上級であるサービスを提供する職業。
そこには必ず様々な危険が隣り合わせで存在しています。

冒頭でも述べたように、私も風俗嬢時代は何度も危険な目にあってきました。
稼げるお金のことを考えればリスクがあるというのは当たり前という考えもあるでしょう。
風俗嬢として働き、お金を稼ぐという覚悟を決めた以上は、なるべくそういったリスクから身を守ることを常に考えていなければなりません。

風俗嬢は稼げるのだから危険な思いもして当たり前、なんてことはありません。
そして、お店やスタッフが守ってくれるから大丈夫だ、と過信しすぎるのも問題。
もちろん働く女の子はお店の大切な商品ですから、ある程度お店やスタッフが守ってくれるというのは事実でしょう。
しかし出来る限り、女の子自身が自己防衛をするということは常日頃から意識するべきです。

ではいったい、どういった自己防衛の方法があるのか?
ここからは、その中から私が常に実行してきた基本のひとつについてお話していきます。

【いろんな詐称は当たり前】

風俗は基本的に、お店で公表するプロフィールの中で働いている女性の本当の年齢を書くことはあまりありません。
体重やスリーサイズの表記などに関しても、当たり前に嘘が羅列されています(笑)。
究極を言ってしまえば、お店で使用している名前自体が源氏名であるという女の子がほとんどかと思います。

風俗で働いていると、お客さんの中にはなぜかプライバシーを根掘り葉掘り聞いてくる人がいます。
初対面から謎の距離感で本当の年齢や名前を知りたがる客もいれば、何度も指名して通っているうちに本気で女の子にハマってしまって、「本当のその子」を知りたいという理由から詮索する人もいます。

私の感覚からすれば、風俗嬢のプライバシーを詮索するようなことをしつこく聞いた時点で、理由や接客回数など関係なしに「危険枠」のカテゴリーに入ります。
もちろん聞き方や、働いている女の子の感覚や利用客との距離感によって感じ方は違うとは思いますが…。

しかしひとつお伝えしたいのは、基本的に「自分の本当の情報を客に知られる事は、嬢にとって得することなんてほぼない」ということ。
年齢やスリーサイズを筆頭に、出身地や身の上話なども全て含めてです。

身体の関係を持つ風俗嬢とその客の関係がこじれ、大きな問題や深刻な出来事に発展した事例は多数あります。
中でも多いのはストーカー被害。
このお話はまた別の機会に詳しく書こうと思っていますが、私も何度かそういった被害にあったことがあります。
しかしこの時、ストーカー被害を受ける要因の一つとなったのが「私が過去にチラッと話した個人情報」でもあったので、これ以後本当にお客様との会話や関係性には慎重になりました。

【嘘をつくのは悪いこと?】

危険な目にあった経験から、私はお客様からプライベートな質問をされたときはスルーしたり話題を変えたり、また身を守るためにも嘘をついたりして対応してきました。

例えば、本当は働いている場所が地元であっても出身をしつこく聞かれたら違う県を答える。
本当は普段学生として学校に通っていても、風俗だけが本業だとにおわせる。

「そんなことまで気にするか?普通…」と思う方もいるかもしれませんが、現に私はこうしたところから予想外のトラウマ体験へ発展する事例を体験したのです。
全てを嘘で固めるというところまでいくと、自分自身が病んでしまう可能性や、それ自体が大変だということもありますが…。
できることならば、本当に差し障りの無い範囲でしかプライベートは語らないというのが得策ですね。
たとえば、好きな食べ物の話や最近気になっていることとか…(笑)。

自分のことを語る以外の話のネタを普段から収集しておけば、こうした話ではぐらかしたり残り時間を使ったり、ということは苦痛ではありません。
自分を守るために嘘をつくというのは、風俗嬢という職業やそこで出会う素性のしれない相手のことを考えると、最低限は必要なことだと思います。

そうした対策をとった結果、風俗関係者は必ず知っているであろう某掲示板にて「うそつき」などとたたかれたことも多くありますが、そんなことは知ったこっちゃありません。
そんなところに書き込む奴らに日頃から接客しているのだからむしろ本当のことなんて話せないだろ、と心から思いましたね(笑)。
身を守るために嘘をついて何が悪い、と開き直ることも大切です。

【まとめ】

「嘘も方便」ということわざがありますが、これは風俗嬢として働く予定がある、または既に働いているという方には心にとどめておいてほしい言葉です。
嘘をつくというのはそのこと自体は悪いことかもしれませんが、時と場合によっては必要なことだってあるでしょう。

風俗嬢は大金を稼ぐことのできる職業ですが、危険とは常に隣り合わせ。
嘘をつくと心がいたむ、という心優しいピュアな女性がもし風俗を仕事にするならば、大変なことに巻き込まれる前に、少し擦れる必要があるかもしれません。

日頃からなるべく仕事中はプライベートに関わる話題は避け、しつこくされたり回避できない場合には、嘘もやむを得ないと割り切って、自分の身を守りましょうね!
私が実際に体験したストーカー被害系のリアル話は、別の機会に。では、また。

ライタープロフィール

儚

元風俗嬢

幼い頃から今に至るまで「事実は小説より奇なり」の変態ホイホイ人間。おかげさまで普通の感覚を超越し、好奇心からデリヘル、箱ヘル、ソープランドから高級クラブ、その他諸々経験済。現在自…

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