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記事タイトル:風俗嬢がセックスに対しての価値観が変わってしまう理由

ライター:小野妹子   閲覧数:4892

2019-05-30 13:27:06

デリバリーヘルスやファッションヘルス等のヘルスサービスでも暗に本番が行われていますが、それに対して悩むキャストは多いです。
もちろん法律やお店で禁じられている事ですので、本来はいけない事なのですが、本番無しでは指名を取る事が難しいと考えるキャストにとって、お客様とのセックスは、切っても切れない存在となっています。
またソープランドではその本番が前提のサービスである為、気にしない方も少なくありませんが、それによってプライベートでの感覚が変わってしまったという声もよくあがるものです。
今回はそんなセックスに対する感覚の変化をキャストの声を交えて解説していきたいと思います。

【セックス=金であると考える風俗嬢】

風俗の仕事に慣れて、本番すること自体に抵抗が無くなってきた頃に、セックス自体はお金が発生するものだと認識する方が増えてきます。
ソープランドでは本番する事がサービスの一環である為、お客様との接客=セックスをする事であると定義する事は極自然です。
またヘルスサービスを提供している店舗でも、周りのキャスト達よりも多くの指名を稼ぐために、基本プレイの中に『基盤』を組み込むキャストも少なくありません。
そうした差別化を図る事で、本指名客を増やし、安定して高収入を得る方向に持って行くのです。
また逆に『円盤』と呼ばれる、セックスをする為に追加料金をお客様から頂くキャストも沢山います。
このタイプのキャストは指名客がどうの、というよりも手っ取り早く金銭を稼ぎたいと考える方が多いです。
その為、店舗ではあまり人気の出るタイプではなく、お客様がつきにくくなったら店舗を変えて同じことを繰り返していく…というスタンスで仕事をしています。

上記の様にセックスをすることで、自分に利益が返って来るか?という部分を重視してしまう様になるのです。
プライベートで男性とセックスする事に『ただで体の関係を持つなんて損してる』と考えてしまいます。
そのせいで一般男性との体の関係を持つ事に抵抗が出来てしまい、セックスに喜びを感じ得なくなるのです。

【仕事とプライベートが分けられない】

仕事での愛撫やセックスと、プライベートに違いを見出せなくなる方もいます。
お客様を喜ばせる為に、愛撫された時や挿入された時に演技をする癖がついてしまい、プライベートでも同じような反応をしてしまいます。
演技でない感じ方を忘れてしまい、本当に自分が今気持ち良いのかどうかが分からなくなってしまうのです。
仕事と同じ様にセックスに臨んでしまう為、性欲があってその行為を男性としている訳ではなくなります。
そのせいで作業感覚に近い感情で、プライベートでもそういった対応をしてしまうのです。
好きな男性としているはずなのに、なかなかイカない事にイラッとしたり、早く終わって欲しいと考えてしまったりと、その悩みは多肢に渡ります。
セックスに関する感覚は人それぞれではありますが、こうしてプライベートと分けられなくなってしまうと今後の男性との付き合い方も変わってきますよね。

【店以外でするセックスは気持ち良い】

上記とは逆に、お店以外でするセックスは気持ち良い!と考えるキャストも少なくありません。
自分の中で、お仕事でするセックスは接客、プライベートは別と完全に割り切れている方はこう考える傾向にある様です。
特にお店ではどれだけテクニックのある方が来ても、ほとんど何とも思わず、演技だけをしてあげる対応をします。
心の中で何かスイッチの様なものがあり、風俗嬢としてのスイッチが入っていると、何一つ気持ち良いとは感じなくなるそうです。

しかしこのタイプはプライベートでは多くの男性と体の関係を持ち、セックスにおいても非常に感じやすいという方が多くなります。
仕事との切り替えをそこまではっきり出来るのは素晴らしいことだと思いますし、凄い才能です。
セフレなんかをたくさん作っている人も多いですし、セックス自体は好きだと言うのですからお店で働いている時と同一人物とは思えません。

ただこの様に好きな人とのセックスは別だ、という感性は風俗嬢のお手本となる価値観とも言えるのではないでしょうか。
どうしても仕事で性的サービスを行うこの風俗という仕事に慣れてしまうと、お客様とそうでない人の区別が着きにくくなります。
その中で自分の生活と仕事を区別できるというのは、非常に重要な事ではないかという事です。
キャストにとって一番ストレスを感じにくい考え方がこの『プライベートで行うセックスは別物』というものの様な気がしますね。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?
風俗で働く上で生じてしまう価値観の違いについて、様々な考えがある事をお分かり頂けたかと思います。

ちなみに余談ですが、風俗で働くようになって逆に男性を信じれなくなったという方もいらっしゃいます。
男性の誰もが風俗に行っていると考えてしまい、好きな男を作りたくないと思うそうです。

セックスに対する価値観と言うのは人それぞれであり、もちろん風俗に従事していない方でも同じような感覚を持っている人もいるかもしれません。
そもそも一般的な意見等と比べて自分はおかしい、と悩むことは間違っているのです。
好きな食べ物が人それぞれ違う様に、価値観の違いがある事はごく自然である事を忘れてはいけません。誰かに指摘される事を怖がる必要はないのです。

ライタープロフィール

小野妹子

小野妹子 業界関係者

元風俗店経営者 19歳から風俗業界へ飛び込み、20歳で店舗責任者へ就任 以降エリアマネージャー等に昇格後、諸事情により退職 その後別グループにてフランチャイズで店舗展開し、経営を安定させ…

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