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風俗トピックス

本指名をする側、される側

お邪魔致します、豊潤(ユタカ ジュン)です。過去から現在における風俗体験を客目線で書いています。
 風俗店では一度指名した女性をもう一度指名する、つまり本指名することを「裏を返す」と言いますね。古い言葉ですが味があります。
 この表現はその昔、吉原にある高級遊郭などで、壁にかかった札を二回目に行った際「裏返す」ことに由来するようです。男衆の見栄もあり、気に入っても入らなくても二回は通ってみる、というのが粋な通い方のようでした。また客が初めて来店する時は「初会」、三回目の来店で「馴染み」とされたそうです。
 高級遊郭の場合、今の「高級ソープ」や「高級デリヘル」に相当しますから、お金持ちでないとそう何度も通えなかったでしょう。また三回目ともなれば客は「馴染み金」という祝儀を自発的に出すのが通例であったようです。これは遊女を「お気に入り」した証拠のようで、すると初めて遊女は気を許し客と寝るようでした。

【指名料と本指名料】 

 さて現在はソープランドに限らずどの店舗であっても、フリーや写真指名などの初回には指名料はかからないのが通例です。あくまで以前会っている女性を2回目に指名した場合「本指名」となり「本指名料」が発生します。  一般的な本指名料は2000円〜3000円が多いようです。そして高級店ともなると5000円〜10000円にも達します。高級店の場合は競争率の高いハイレヴェルな女性を2度に亘って独占するので当然、という見方もできますね。これを高いと見るか安いと見るか、そこは経済力と価値観の問題でしょう。 
 女性に対する祝儀、礼儀と思えば昔の考えに近づく部分もありますが、そう思えば本指名料も粋なのかも知れません。ちなみに大衆店、格安店では本指名料発生しない場合も多くありますので念のため記しておきます。 

【本指名する側の心理】

 2回同じ女性を指名するということ=本指名=は、客としては少なくとも好感を持った、相当気になるという事でしょう。そこにはその女性をより良く知りたい心理が働いていると思われます。

 一緒にいて話して癒される(=楽しい)、Hの相性が一致した(=楽しい)、から「より知りたくなる」わけですね。そこには初回よりもっとその女性のH系の未開発部分を引き出そうとする願望も重なっていると思われます。
 という事情からも、私は基本的に許容できる容姿や性格の女性なら、本指名するつもりで初回を過ごします。
 逆に本指名などせず、例えば同じ店の違う女性を手当たり次第に指名する客、という噂を聞いたことがありますが、それはそれで開拓精神、バイタリティが凄いです。しかしそういう方は有名となり、店の待機室における女性同士の談話ネタになっているようですので要注意です!(笑)本指名などは無縁という姿勢も分からなくはないですが。  
 では裏を返したいと思うに至る具体的な感情とはどのようなものでしょうか。 

 ある日ある時プレイ時間終了〜!となった際に、「時間の経過が早い」「もっとプレイしたい」「また会いたい」という感情が沸き起こる時、それは「一緒にいたい」という感情が呼び起こされていますね。また一日も経たないうちに「あの嬢が気になる」「もう会いたい」「一ヶ月(一週間)が長い」などと来れば本指名確定ですね(笑)。既に明らかに情が絡んでいます。H系プレイに情をプラスしたいわけです。  
 そして「気になるあの嬢との再会」を心待ちにするのですが、ここで少々高ぶる気持ちを落ち着かせつつ、理性を働かせる必要があるように思います。

【本指名を受ける側の心理】 

 今度は女性の側から見てみます。風俗店に勤める以上は、本指名客が多ければ多いほど安定収入につながり喜ばしい、とされます。ただ全面的にこのように断定するのは早計で、店側の論理が働いている気がします。 
 もちろん本人の収入に繋がることは確かで、本指が増えればお店も潤い双方が都合が良いのも確かです。とはいえ出勤はしたものの、いつ予約がはいるかわからず途方に暮れたり、お茶引き(客がゼロ)の恐怖が有るのよりは、精神的にラクなのでしょうか。

 ということは表向きは本指名客万歳!となるわけですが、実際のところ女性たちの本音部分としては、どのくらい本指名を欲しがっているのでしょう。ここに大変デリケートにしてドライな女性心理があるのです。 
 そういう部分まである程度見越して、と言いますと「そんな面倒なこと」と返って来そうですが、少なくとも自分は歓迎されない本指名客になっても楽しくはない、と思うので考慮します。    
 もう少し見方を変えますと通常は、「女性から自分を好きになってもらえることはほぼ皆無」と考え「少しでも許容される存在」を目差すというわけです。情が沸き過ぎて本格的な恋愛感情を持つことを極力避けたいのと、自己中的な行為に走るのを自戒する為です。  

 では本指名を受ける女性の具体的な心理はどうでしょうか。対話型風俗を重視する中、これまでにソープ嬢などから雑談の延長で聞こえて来た言葉から何がわかるでしょうか。まず、女性の風俗経験の長短を問わず
  「正直まともな人なら本指名は嬉しい、が時間の長さにもよる」が代表的な意見のようです。
そこから
 1「プレイ時間が長いほうが良い」2「プレイ時間が短いほうが良い」
 の半々に分かれます。1の理由としては「相手によりけり、話だけで帰る年配客などだと尚良し」「勤務時間に何人も相手したくはない」、また本指名や時間ではなく「フリー客が減っているのでもちろん嬉しい」「フリーでも本指でも一日一本付けば良いって感じ」とするタイプも多いと感じます。
2の理由としては「自分は気を遣うので一人で長時間持たないから」「本数こなす方が楽だから」等です。
 このように女性次第と言えます。案外「本指名」神様!とする姿勢でもないことがわかります。少なくともこの中に複数回通ってくれる男性に「好き」という恋愛感情が入ってくる、というのは聞いたことが無いです。
 男性客としては肝に銘じた方が良さそうです。

 別口としては「初回で良くない印象の客(NG客かそれに近い客)に本指名されても、時間にかかわらずまったく嬉しくない」、これはよく分かります。言葉にしないにしても「(げ〜っ、また来たの〜?)」てやつですね(笑)。女性としても容姿(身なり)、清潔度、H系行為のどれをどこまで許容するか、という判断をその都度するのでは大変ですね。時に恐怖や戦慄も覚えるのではないでしょうか。私はそう思われてまで通いたくない為にこの記事を書いています。

【まとめ】

 このように客としては、初回も本指名も含め「ある程度女性心理を理解し、丁重に接する」という姿勢で臨むのがベターなようです。しかし女性側もH系サービスを提供するのが仕事といえば仕事ですので、地雷接客=無表情その他我侭が許される=でOKと直結して欲しくはないです。

ライタープロフィール

豊潤(ゆたか じゅん) 風俗愛好家

自称真面目な中年男。気が付けば人生の日暮れ近く。平和主義だが基本は辛口。風俗といえど女性との一対一の付き合いと捉え、立場や気持を尊重することで良好なコンタクトを生むとする派。年代…

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