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記事タイトル:2020年東京オリンピックが風俗業界に与える影響

ライター:清水剛   閲覧数:6998

2018-05-17 17:50:04

風俗愛好家の清水剛です。

東京オリンピックまであと2年とちょっとになりました。

一昨年あたりは、カヌー競技開催場所の問題やエンブレム盗用疑惑など、開催前からいろいろと難問の多かった東京オリンピックも、いよいよ目前に迫ってきたわけです。

しかし、不思議なことに、最近は東京オリンピックの話題はテレビでもほとんど取り上げません。

昨年から、テレビの話題は安倍首相の「もりかけ」問題一色ですから、それもしかたのないことかもしれません。

それでも、来年になればさすがにオリンピックの話題で持ち切りになるのは間違いないでしょう。

ところで、一旦テレビや世間の話題から遠のいた感のある東京オリンピックですが、風俗業界から見るとちょっと困った問題が持ち上がりそうなのです。

それは、オリンピック開催国が必ず行ってきた「風俗浄化作戦」が、日本でも実施される見通しだからです。

【オリンピックに向けた風俗浄化作戦とは】

オリンピック開催国が行う風俗浄化作戦とは、オリンピック開催期間中に世界中から多くの人々が集まるために、「いかがわしい風俗店が多いと国の恥になる」と、国の偉い方々が考えるために行われる風俗掃討作戦のことです。

つまり、早く言えばできるだけ風俗店を減らしたい、しかも悪質な風俗店はこの際撲滅したいということなのです。

これは、2016年のリオオリンピックでも、同じようなことが行われました。

というより、過去にオリンピックが行われたすべての街で、同様の風俗浄化が行われてきたのです。

だから、東京でも2020年のオリンピック開催に向けて、そろそろ風俗浄化作戦が展開されてもおかしくありません。

それで、風俗業界ではどの程度の浄化作戦が行われるのか、戦線恐慌としているわけです。

といっても、風営法に違反していない風俗店は、さほど心配する必要はありません。

なぜなら、当局が厳しく取り締まろうとしているのは、違法な風俗店だからです。

それなら違法な風俗店が減るのだから、いいことじゃないかと言う人もいるかもしれません。

しかし、必ずしもそうとばかりは言えないようです。

というのは、当局の取り締まりを逃れるために、東京の繁華街で営業していた違法風俗店が地方に移転したり、地下に潜伏して営業を続けることが予想されるからです。

違法風俗店が地方に進出すれば、その街の風俗街の雰囲気が悪くなり、客足が遠のくなどの事態が予想されます。

また、違法風俗店が地下に潜伏するのも困りものです。

ちなみに、ここで言う「地下に潜伏する」というのは、たとえば一見風俗店に見えないような営業形態で、実は風俗嬢を置いているような店のことです。

こういう店が増えると、街自体の雰囲気が悪くなってしまいます。

このように、風俗好きな男性諸氏にとってすごく気になる風俗浄化作戦ですが、実際にはどの程度の浄化作戦が行われるのでしょうか。

【風俗浄化作戦の影響】

違法な風俗店が摘発されるのは当然かもしれません。

そして、それが風俗街の浄化につながるのも間違いありません。

違法風俗店の一部が地方に移転したり地下に潜ったりしても、見かけ上は風俗街がきれいになった印象なので、客足は増えることが予想されます。

なぜなら、多くの男性は違法風俗店がなくなれば、安全に遊べると思うからです。

それも間違いではありませんが、では違法ではないまともな風俗店には影響はないのでしょうか。

結論から言えば、合法風俗店であっても、まったく影響がないとは言い切れないようです。

たとえば、店の看板などがあまりどぎつかったり、エロすぎるポスターなどは、外国人の目を気にして撤去を促される可能性もあります。

東京オリンピックが近づけば、当然ながら海外のマスコミも東京の名所やいろんな珍しいものを取材して、自国のメディアで報道しようとします。

その中には、東京の風俗を面白おかしく取り上げるようなメディアも、ないとは言い切れません。

当局が心配しているのはそこなのです。

間違っても、風俗をメインにして東京を紹介されるようなことがあると困るから、風俗街を縮小して目立たなくしたいのです。

そうなると、これまでは違法な営業をしていた風俗店も、一時的に風営法を守って営業するようになるかもしれません。

それは一見いいことのようにも思えますが、そうとばかりは言えません。

なぜなら、そういう店は東京オリンピックが終わると同時に、元の違法な営業に戻る可能性が高いからです。

その場合、その店が合法的な風俗店だと思って通っていた客が、違法風俗に戻ったときにどうなるのかが気がかりなところです。

たとえば、東京オリンピック開催時まで30分8000円といった良心的な値段で営業していた店が、急に値段を吊り上げる可能性もあるのです。

もちろん、取り締まる側もそのへんはよくわかっていて目を光らすでしょうけど、法の網の目をかいくぐって違法営業する店は後を絶たないでしょう。

だから、当局の監視の目がどこまで届くのかはわからないのです。

【地方から攻める当局のやり方】

といっても、風俗浄化作戦で困るのは客よりも風俗店のほうでしょうね。

警察当局は、昨年あたりから地方の風俗街で取り締まりを強化しているといわれています。

東京で取り締まりを強化すると目立つので、まず地方で取り締まろうというのですが、どうしてこんなことをするのでしょうか。

それは、地方だと目立たないから、マスコミにも取り上げられにくいことがまず挙げられます。

マスコミに取り上げられると、「警察権力の横暴だ」という批判につながりやすいからです。

しかし、地方の風俗街で取り締まりが強化されたニュースは、その日のうちに東京の歌舞伎町にも伝わります。

そうなれば、「俺たちもヤバいかも」と、自主規制する風俗店も出てくるでしょう。

当局はそれを狙っているのです。

つまり、歌舞伎町などの大歓楽街の風俗店が自主規制してくれれば、あとの風俗街もそれに倣ってくれるからです。

それは、結果的に当局があまり苦労しなくても、目的を達せられることにつながります。

しかし、東京の風俗浄化作戦はまだ始まっていません。

どの程度の規模で行われるかは、まだ推測の範囲を出ていないのです。

ライタープロフィール

清水剛

清水剛 風俗愛好家

風俗をこよなく愛するフリーライター。 ただし、風俗には「愛」がないと嘆いてもいる。 アダルト記事を中心に執筆活動を展開し、某スポーツ紙の電子版に3年以上にわたってアダルト小説を連載中…

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