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記事タイトル:【未払いは危険!?】風俗嬢に国民年金の支払い義務はあるのか?

2018-07-24 14:18:26

国民年金とは?

国民年金は日本に住む20歳以上で60歳未満の全ての人に加入する義務がある保険制度です。受け取れる年金額は人によって保険料を納めた期間や免除期間によって変わります。

国民年金が支給されるパターンは以下の3種類となります。

1. 65歳を超えると保険料が支給される老齢年金。
2. ケガや病気などにより障害者として認定された場合、支給される障害年金。
3. 国民年金加入者が死亡した時に遺族に支給される遺族年金。

風俗嬢は国民年金を払わなければいけないのか?

結論から言うと風俗嬢であっても支払わなければいけません。
国民年金は個人事業主や自営業者が加入対象となっており、風俗嬢は「個人事業主」という立場になる為、国民年金への加入は義務となります。

国民年金の支払いは月額にして約16,000円で、銀行口座から自動引き落としで支払う事ができます。また、ネットバンキングを利用した支払いも可能です。

保険料を支払わないとどうなる?

年金を支払わない場合、年金を管理している日本年金機構から支払いの催促状などが何度か送られてきますが、そのまま支払いを拒否し続けていると最悪の場合、「強制徴収」となり預金や、購入したマンションなどの不動産があれば財産として差し押さえられてしまいます。

差し押さえられた財産から保険料を徴収される為、結局のところ強制的に支払わなければいけない状態となります。
催促状などが届いた場合には素直に支払った方が得策と言えるでしょう。

※ 年間の所得が300万円を超える人全てが強制徴収の対象です。
年収にしておよそ450万円稼いでいると所得が300万円を超えます。

強制徴収の対象となる基準の所得もここ数年で徐々に引き下げられています。これらを合わせてよく覚えておいた方が良いでしょう。

保険料未払いによるリスク

年金を支払わない事によって起こるリスクは前述した財産の差し押さえだけではありません。「国民年金とは?」の項目にて挙げた障害年金も受け取れなくなってしまいます。

障害年金は病気やケガによって障害を負った方の生活を助ける為に支給される年金制度であり、高齢でなくとも受け取れます。
今は健康でもいつ重い病気になるかわかりませんし、病気や事故などで一切仕事が出来なくなった場合、障害年金に頼らざるを得なくなる状況にならないとも限りません。

そうなってしまった時に年金を支払っていなければ障害年金を受給することも出来ずに苦しい生活を強いられる可能性が高いでしょう。

障害年金について知っておこう!

障害年金とは、病気やケガなどにより視覚、聴覚障害、がん、糖尿病、心疾患などにより長期間の療養が必要であり、仕事できず生活もままならない状態になった場合に生活を助ける為に支給される年金制度です。
障害年金を受けるには以下の要件を満たしている必要があります。

1. 公的年金に加入していること。(風俗嬢の方の場合は国民年金)
2. 一定の保険料を納めていること。
3. 障害の状態が障害年金の支給要件を満たしていたこと。

支給額も障害の状態によって変わり、1~3の障害等級に分かれています。
ただここで覚えておいて欲しいことなのですが、国民年金の場合、障害等級が3級であっても障害年金を受けることができないのです。
障害等級が3級の場合に年金を受給できるのは厚生年金のみとなっております。

※ 本記事では風俗嬢の方向けに情報をご提供してる為、厚生年金に関する情報は除外してご提供いたします。

障害等級1級

入院や在宅で介護を受けている人でありベッド周辺でしか生活できない人が該当します。
支給額(平成29年時点)は、779,300円(老齢年金の満額) × 1.25の974,125円となっています。

障害等級2級

入院や在宅で人の助けを受けずとも日常生活が送れる場合もあるが、労働はできない。活動範囲が自宅や病院等に限られる人が該当します。
支給額(平成29年時点)は、779,300円(老齢年金の満額)となっています。

子供がいる場合の加算額

いずれの等級も下記の条件に当てはまる子供がいる場合、年金に加算した額を受給できます。

1. 子供が障害年金を受け取る人間によって生計を立てている。
2. 子供が18歳の年度末までにある。
3. 子供が20歳までにあり、障害等級1級または2級である。

加算額(平成29年時点)は、1人目と2人目の子供の場合は1人につき224,300円。3人目以降の子供の場合、1人につき74,800円が加算されます。

支払いが難しければ年金事務所に相談すべし!

手持ちのお金を使ってしまっていて、年金を支払う預金も現金もないという方もいらっしゃるかもしれません。

その場合は年金事務所に相談しましょう。年金事務所に相談し、支払えないという事を説明すれば年金の支払期限を延ばしてもらったり、分割での支払いなどの対応してくれる場合があります。

また、年金事務所とは日本年金機構の機関であり、職員も公務員という立場な為、風俗で働いていたとしても隠したまま年金の支払いについて相談する事ができます。

年金事務所は各都道府県に複数設置されているので日本年金機構のホームページよりお近くの年金事務所を調べて問い合わせてみましょう。

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